チームによっては主力級? 阪神の2022年現役ドラフト注目選手5人。出場機…

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 日本野球機構(NPB)は12月9日、現役ドラフトを初開催する。同制度は、各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での飛躍、復活が期待される。今回は、阪神タイガースの現役ドラフト注目選手5人を紹介する。

 

 

二保旭

投打:右投右打

身長/体重:182センチ/77キロ

生年月日:1990年5月18日

経歴:九州国際大付高

ドラフト:2008年育成選手ドラフト2位

 

 2021年シーズン途中に阪神タイガースへトレード加入した二保旭。先発、リリーフの両輪をこなせる万能右腕だが、阪神では二軍が主戦場となっている。

 

 2008年育成選手ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団した二保。高卒4年目の2012年シーズン中に念願の支配下登録を勝ち取った。同年に一軍デビューを飾ると、2015年にはリリーフとして44試合に登板。11ホールドポイント(6勝5ホールド)、防御率3.25をマークした。

 

 翌2016年には右肘靱帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を受けて長期離脱となったが、2018年に一軍のマウンドへ返り咲き、35試合に登板した。しかし、その後は登板機会が減少。2020年には先発として4勝(5敗)を挙げたが、防御率4.92と振るわず。2021年7月に阪神へトレード移籍となった。

 

 

 同年も計6試合(ソフトバンク2試合、阪神4試合)登板にとどまると、2022年はファームではウエスタン・リーグの最多セーブ(13セーブ)を獲得したものの、一軍登板はなし。ベテランの域に入っただけに、野球人生の正念場を迎えている。

北條史也

投打:右投右打

身長/体重:177センチ/79キロ

生年月日:1994年7月29日

経歴:光星学院高

ドラフト:2012年ドラフト2位

 

 若手時代に主力として活躍していた北條史也。近年は故障離脱が目立ち、成績も低迷している。

 

 2012年ドラフト2位で阪神タイガースに入団。高卒3年目の2015年に初めて一軍の舞台に立つと、翌2016年には内野のレギュラー格として台頭した。同年は122試合に出場し、打率.273、5本塁打をマーク。大きく飛躍を遂げた。

 

 翌2017年は成績を落としたが、2018年は62試合出場ながら打率.322と存在感を発揮。チームに欠かせない存在となりつつあったが、2020年以降は打撃不振、けがもあって出場機会が減少している。

 

 

 2022年シーズンも前年の左肩手術の影響で出遅れると、一軍復帰後も結果を残せなかった。今オフは、北海道日本ハムファイターズから同じ右打者の渡邉諒、髙濱祐仁も加入。厳しい立場に立たされているが、持ち味の勝負強い打撃で再び輝きを放ちたい。

片山雄哉

投打:右投左打

身長/体重:177センチ/82キロ

生年月日:1994年6月18日

経歴:刈谷工-至学館短大-BC・福井

ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位

 

 育成から這い上がった苦労人・片山雄哉。長打力に秀でる強打の捕手だ。

 

 刈谷工、至学館短大、BC・福井と進み、2018年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、ルーキーイヤーからファームでは5本塁打を記録。持ち前の打棒でアピールを続け、支配下登録期限目前で背番号「95」を勝ち取った。

 

 しかし、その後もファーム暮らしが続くと、2021年にはシーズン前の練習試合で右手有鈎骨を骨折。プロ3年間で一軍出場なしとなっていた。

 

 

 迎えた2022年は、5月に念願の一軍デビュー。2試合の出場となったが、キャッチャーのポジションにも就いた。捕手陣には梅野隆太郎、坂本誠志郎らがおり、中川勇斗など若手も急成長を見せている。打てる捕手は貴重なだけに、現役ドラフトの対象となれば注目される1人だろう。

山本泰寛

投打:右投右打

身長/体重:176センチ/76キロ

生年月日:1993年10月10日

経歴:慶応高-慶応大

ドラフト:2015年ドラフト5位

 

 2021年から阪神タイガースのユニフォームに袖を通した山本泰寛。随所に存在感を示しているが、来シーズンはさらに熾烈なポジション争いが予想されている。

 

 慶応高、慶応大を経て、2015年ドラフト5位で読売ジャイアンツへ入団。年々出場機会を増やし、2019年には自己最多の92試合に出場。堅実な守備を武器に一軍の戦力となった。

 

 しかし、翌2020年はけがで出遅れると、夏場に実戦復帰後も一軍には呼ばれず。同年オフに阪神へトレード移籍となった。移籍後は内野のユーティリティーとして重宝されており、2022年は86試合出場で打率.249、2本塁打の成績。しぶとい打撃も光っている。

 

 

 チームには今オフ、北海道日本ハムファイターズから渡邉諒、髙濱祐仁がトレード加入し、山本、北條史也らを含め右の内野手が飽和気味。貴重な戦力ではあるが、チーム事情を踏まえると、現役ドラフトにかかる可能性もゼロではないだろう。

板山祐太郎

投打:右投左打

身長/体重:180センチ/82キロ

生年月日:1994年3月27日

経歴:成立学園高-亜細亜大

ドラフト:2015年ドラフト6位

 

 内外野をこなせるユーティリティー性を備える板山祐太郎だが、今季も一軍のレギュラー争いには加われなかった。

 

 2015年ドラフト6位で阪神タイガースに入団。プロ1年目はシーズン序盤に一軍デビューを飾ると、リードオフやクリーンアップとしてもスタメン起用された。最終的に40試合出場で打率.236となったが、期待の大きさをうかがわせた。

 

 しかし、翌年以降はファームが主戦場に。2021年は自己最多の43試合に出場したが、代走や守備固めでの出場がメインとなり、打席数はわずか17にとどまった。

 

 

 2022年も出場機会を増やすことができなかった板山。来シーズンは同期の髙山俊らとともに、背水の陣で迎えることとなる。