『劇場版 響け!ユーフォニアム』京都アニメーションが描く青春の吹奏楽

12月4日(日)19時よりBS12トゥエルビ〈日曜アニメ劇場〉にて、『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』(2019年)が放送される。

高校の吹奏学部を舞台に少年少女たちの青春を豊かな感情表現やリアルな演奏描写を通して描く、京都アニメーションの必見作だ。

>>>リアルな青春群像と演奏シーンに目を奪われる『劇場版 響け!ユーフォニアム』名場面を見る(写真7点)

『響け!ユーフォニアム』は武田綾乃による人気小説シリーズを原作に、2015年からアニメシリーズがスタート。TVシリーズ1期・2期、それらをそれぞれ再構成した2作の劇場版、スピンオフ劇場版『リズと青い鳥』を経て、完全新作として公開されたのが本作『誓いのフィナーレ』だ。

TVシリーズスタート時に北宇治高校吹奏楽に入部した主人公・黄前久美子は、本作では2年生となり全国大会を目指して練習に打ち込む一方、新たに入部してきた後輩たちの面倒も見ることになる。

それぞれに悩みや事情を抱えている後輩たちとの付き合いは一筋縄ではいかないし、もちろん久美子もまだ高校2年生で自分自身の迷いや葛藤や、苦悩を抱えている。

前年度に念願叶って全日本吹奏楽コンクール出場を果たし、今年は「全国大会金賞」を目標にしている北宇治高校吹奏楽部だが、若さゆえのややこしい心情と複雑な人間関係が次々と問題を引き起こして……久美子たちの波乱の日々がスタートする!

それぞれの不安定に揺れながら少しずつ変化していく思春期の少年少女たち。決して特別でない、どこにでもいる等身大の彼らの姿には、きっと多くの人が共感を覚えるだろう。

また、切なくも微笑ましく、そして眩しく輝く”青春”の物語をリアルかつ繊細に、そして時にドラマチックに描き出す京都アニメーションの映像・演出も冴え渡っている。『けいおん!』でのリアルなバンド演奏にも大いに驚かされたが、本作での吹奏楽演奏描写も、その生々しさと鮮やかさに圧倒されること間違いなしだ。

2023年には中編アニメーション ”アンサンブルコンテスト” 編がBlu-ray発売および劇場特別上映、2024年にはTVシリーズ ”久美子3年生” 編の放送が予定されており、『響け!ユーフォニアム』の物語はまさにこれからクライマックスに突入する。

今回の放送を期に、ぜひ久美子たちが見せてくれる青春ドラマの世界に没入してみてほしい。

(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会