日産新コンパクトEV予想CG

2022年1月に日産はヨーロッパ市場向けに、コンパクトカー「マイクラ」の後継車となるEVの導入をアナウンスした。この新型EVはルノー・日産・三菱自動車アライアンスに基づいて、2030年という未来に向けた戦略の1つである。





この「マイクラ」の後継車となるEVが、補助金込み250万円前後で手に入るコンパクトEVとして日本市場でも販売される可能性があるという情報をキャッチしたのでお届けしよう。2022年8月に販売が終了した日本国内向け「マーチ」のネーミングがこのコンパクトEVで復活する可能性もあるという。





この発表の中では、2030年までにルノー・日産・三菱自動車共通の5つのEV専用プラットフォームが用意され、35車種の新型EVを投入するというもの。この中でCMF-BEVプラットフォームをベースとした、欧州で販売するマイクラの後継となる新型EVを発表し、フランス北部のルノー・エレクトリシティでの生産予定であることもアナウンスされた。





この5つのEVプラットフォームは、ルノー傘下のルーマニアの自動車メーカーであるダチアの「スプリング」が使用するCMF-AEV、LCV(小型商用車)EV専用プラットフォーム、日産サクラや三菱eKクロス EVが採用する軽EV専用プラットフォーム、日産「アリア」やルノー「メガーヌE-Techエレクトリック」が採用するCMF-EV、そして今回紹介している「マイクラ」後継車のコンパクトEV用であるCMF-BEVである。





CMF-BEVを採用する「マイクラ」後継車のコンパクトEVは、2024年に発売が予定されており、最大400㎞の航続距離と優れた空力性能を持っているとアナウンスされている。2021年に発表されているルノー「R5」(プロトタイプ)もこのプラットフォームを使用し、「マイクラ」後継車は、デザインは日産、開発はルノーが担当。生産は、フランス北部のルノー・エレクトリシティで予定されているとのこと。





ここまで話をまとめると日本導入の可能性はほとんど無いように思えるが、 日本市場におけるコンパクトカーは、e-POWERを搭載する「ノート」があり、実質ノートの後継車となっているものの、将来に向けてサクラなどの軽EVとは別に、コンパクトクラスのEV専用車が必要になってくると日産は考えているようだ。





現在は軽EV「サクラ」の販売が好調で、コロナ禍を起因とした部品不足により受注や納車も遅れ気味の状況だ。日産初のEVである「リーフ」も次期型はアリアも採用するCMF-EVを使用することが想定され、世界展開を考えると大きなボディになっていく可能性が高いのだ。そこで今回情報をキャッチしたコンパクトEVの投入である。現在欧州で販売されている「マイクラ」は、3ナンバーボディとなり、欧州基準となってしまっているが、「マイクラ」後継車のコンパクトEVが再び「マイクラ=マーチ」として復活することを期待したい。