俳優の中川大志が、現在放送中のTBS系日曜劇場『オールドルーキー』(毎週日曜21:00~)で、スポーツマネージメント会社の若手社員・城拓也をさわやかに演じている。いつか出演したいと思っていたという憧れの日曜劇場に初出演。本作への参加は中川にとってどのような経験になっているのか、本人に話を聞いた。

  • 中川大志 撮影:加藤千雅

『オールドルーキー』は、現役を引退した元サッカー日本代表の主人公・新町亮太郎(綾野剛)が、スポーツマネージメントの世界でセカンドキャリアを切り開いていく物語。中川が演じる城拓也は、新町が所属するスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の高学歴若手社員で、新町をリスペクトする、ピュアでフレッシュなムードメーカーだ。

小学生の時にデビューし、数々のドラマや映画に出演してきた中川だが、日曜劇場は今回が初めて。「社会派な作品や職業を取り扱う作品という大人の枠のイメージがあり、いつかチャレンジしたいという憧れがあったので、出演することができてすごくうれしかったです」と喜んでいる。

日曜劇場の作品の中では、医療ドラマ『ブラックペアン』やフランス料理のシェフが主人公の『グランメゾン東京』などが特に印象に残っているそうで、「別のドラマを撮影しているときに、隣で日曜劇場の撮影が行われていることもあり、傍から見ると少し雰囲気が違う印象がありました。入ってみるとどの現場も基本は変わらないですけど」と話した。

主演の綾野剛とは今回が初共演。「今までご一緒する機会がなくて、でもすごく作品を見ていたし、先輩として大きな存在なので、一緒にお芝居させていただけるというのはとても大きなことでした」と明かす。

実際に共演し、現場を引っ張る姿にとても刺激を受けているという。「座長としてのチームの作り方……ドラマは限られた時間の中で撮影していくので、どうしても何か諦めないといけない瞬間もありますが、最後まで可能性を探って諦めない。その姿にみんな刺激を受けて引っ張られて、ついていこうという思いがあるので、緊張感もあって高い水準でモノ作りができる現場になっているなと感じています」

そして、「もっとこうしたらいいんじゃないかと、妥協することなく追求していく姿は、本当にそうあるべきだと感じています」とリスペクトする。

また、「剛さんって実は、自分が出演していない作品もすごくたくさん見られているんです」と言い、「僕が出ている作品も見てくださっていて、火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』も見てくださっていたようで、少女漫画原作モノも見られるんだって驚きましたし、すごくうれしかったです。去年主演を務めたドラマも見てくださっていて。いろんな作品を見て、いろんな人たちのことを見ています」と明かす。

続けて、「今までご一緒したことがなかったのに『大志が戦っている姿を見ていたよ』と言ってくださって、それがすごくうれしかったです」と感激。「やっと今回ご一緒できましたが、これからも別のステージでモノ作りが一緒にできたらいいなと思っています」と早くも再共演を願った。