メルカリは8月22日、同社が運営するメルカリ総合研究所が実施した「サステナビリティ関連の意識・行動変容とフリマアプリ利用の相関に関する調査」の結果を公開した。中古品の購入経験者は5割以上で、2021年の調査から7.1pt上昇した。

  • 気候変動問題や資源の枯渇問題など、環境問題についてどの程度関心がありますか?

この調査は6月10日~6月11日、全国15~69歳の男女3,000名を対象に実施したもの。

気候変動問題や資源の枯渇問題など、環境問題への関心があるか質問をしたところ、「環境問題に関心がある」と回答した人は54.6%となり、2021年対比で4.7pt上昇。性・年代別でみると男性60代が66.9%と最も高く、女性20代が39.9%と最も低かった。

「メルカリ」利用者は55.9%が「環境問題に関心がある」と回答。全体(54.6%)より1.3pt高かったという。

  • メルカリに対するイメージ

メルカリに対するイメージについて最も多かったのは「メルカリは利用者が多い/使える場所が多い」が72.5%。次いで「メルカリは流行っている」が70.4%、「メルカリは便利である」が65.9%となり、58.9%が「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答したという。

メルカリを利用したことによる意識の変化についての質問したところ、サステナビリティや購買行動に関わる設問項目で最も高かったのは「ものを大切に扱うようになった」が60.2%、次いで「新品にこだわらなくなった」が53.9%。2021対比で最も変化が大きい項目は「環境や社会課題を意識するようになった」で9.5pt上昇した。

  • メルカリを利用したことによる意識の変化

普段の生活の中で環境問題の解決のための行動をとっているか聞いたところ、89.8%が「環境課題解決のための行動をとっている」と回答。不要品の扱いや購買行動に関して、2021年と比較したところ変化が大きかった個別項目は、「不要になったものはリサイクルに出す」28.2%(2021年対比+4.7pt)、「不要になったものはフリマアプリやオークションサイトで売る」22.0%(2021年対比+2.4pt)、「不要になったものは捨てないで人に譲る」17.1%(2021年対比+1.6pt)となった。

  • 普段の生活の中で環境問題の解決のためにとっている行動

不要品をごみとして処分する割合を聞いたところ「まだ使える不要品をごみとして処分する」という回答は73.0%と、2021年より2.8pt減少。その中でメルカリにて出品・購入を行っている人は61.6%と、全体より11.4pt低いことがわかった。

  • まだ使えるが不要になったモノをゴミとして処分していますか?

直近1年間で中古品を購入した経験があるか質問をしたところ、53.1%が「ある」と回答し、2021年対比7.1pt上昇。商品カテゴリーは1位「本・雑誌・漫画」22.0%(2021年対比+5.2pt)、2位「洋服」19.7%(2021年対比+6.7pt)、3位「ゲーム・おもちゃ」13.6%(2021年対比+3.6pt)、「CD・DVD・ブルーレイ・レコード」13.6%(2021年対比+3.4pt)の順となった。

2021年対比で最も変化が大きい商品は「洋服」(19.7%)で、2021年対比6.7pt上昇であった。

  • 直近1年間で中古品を購入した経験がありますか?

  • 商品カテゴリー別中古購入への変化