“レベル5”は居住地域からの避難が必要…桜島噴火に伴う「噴火警戒レベル」を再チェック!
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。7月30日(土)の放送では、山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センターの吉本充宏(よしもと・みつひろ)さんに、「噴火警戒レベルの捉え方」についてお伺いました。

※写真はイメージです

7月24日(日)に鹿児島県の桜島が噴火し、気象庁は桜島の噴火警戒レベルをレベル3“入山規制”から最高レベル5の“避難"に引き上げました。

まずは“噴火警戒レベル”の各段階について確認しましょう。

・レベル1……活火山であることに留意

・レベル2……火口周辺規制

レベル1・2の時点では、住民も通常の生活を送れます。また、火山活動に関する情報収集や避難手順の確認、防災訓練などに積極的に参加することなどが推進されています。

・レベル3……入山規制

レベル3でも通常の生活を送れます。レベル1・2と違うところは、今後の火山活動の推移に留意しながら、状況に応じて高齢者など要配慮者の避難準備をしておく、という点です。

・レベル4……高齢者等避難

レベル4が発令されたら、重大な被害を及ぼす噴火が発生する可能性があることが予想されます。警戒が必要な居住地域での高齢者や要配慮者の避難、その他の住民も避難の準備をすることが求められます。

・レベル5……避難

居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫していることを示しています。危険な居住地域からの避難が必要となります。

この“噴火警戒レベル5”ですが、「レベル5のなかにもいろいろな段階があります。いろんなところに影響を及ぼす“切迫度の高いレベル5”もあれば、今回のケースのように、(噴火が)いつもより少し大きいぐらいでも、噴石が市街地に届き住宅地に被害があると想定されたので“レベル5”が発令されました。ですので、“レベル5のなかでもかなり振れ幅がある”ということを理解しておいてほしい」と吉本さん。

火山は、ほかの災害現象に比べると、大きな噴石、火砕流、溶岩流、火山灰、火山ガスなど、さまざまな現象が起こります。また、その現象によって届く距離やスピードが違います。

また、火山噴火の予測については、「ある程度の予測はできますが、不確実性があることを理解しておいていただきたい。噴火警戒レベルは、あくまでみなさんに注意していただくためのもので、レベルが発表されたことで“何かが確実に起こる”ということを示すものではありません。我々が生活するうえでの指標であることを理解していただいて、火山噴火は特に幅があるので、情報をしっかり集めていただくことが大事だと思います」

正しい情報を得るための準備もしておきたいですね。

<番組概要>

番組名:防災FRONT LINE

放送日時:毎週土曜 8:25~8:30

パーソナリティ:手島千尋

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/