新型『エクスパンダー クロス』


新型『エクスパンダー クロス』

 三菱自動車はこのほど、第29回インドネシア国際オートショーにおいて新型クロスオーバーMPV『エクスパンダー クロス』を発表し、インドネシアでの販売を開始した。


三菱のSUV・エクスパンダー クロスとは


 同モデルはクロスオーバーMPV『エクスパンダー』をベースにしたシリーズ最上位モデル。新型のデザインにはSUVらしい力強さが与えられ、アクティブヨーコントロール(AYC)等の採用により高い走行性能と快適な乗り心地を実現している。
 2019年にインドネシアで発売後、アセアン諸国や中東、中南米、南アジア、アフリカなどで『エクスパンダー』と合わせ累計47万台以上を販売したという(2022年7月末時点)。同社はアセアン地域を中心に順次展開していくとしているが、日本導入については明らかになっていない。


SUVらしい力強さを高め一新したエクステリア



新型『エクスパンダー クロス』リア


※車両の仕様と機能はインドネシア仕様となっており、グレードや市場によって異なる場合がある。

 フロントデザインは「ダイナミックシールド」コンセプトを進化させ、台形モチーフの大型グリルとガードバー形状のバンパーを組み合わせてSUVらしい力強さが与えられた。ヘッドライトにはワイド感を強調する特徴的なTシェイプデザインを採用し、従来はヘッドライトユニットの下に配置していたターンランプを上部のポジションランプに組み込み、被視認性が高められた。また、前後合わせて95mm延長したオーバーハングと厚みを増したエンジンフードでダイナミックさと安定感を強調したスタイリングとなっている。
 リヤコンビネーションランプは水平基調のTシェイプテールランプによりワイドで安定感のあるデザインとし、テールランプとバックランプに加えて、ストップランプもLED式とすることで夜間の被視認性を向上させている。
 17インチのアルミホイールには、ミディアムグレーの2トーン切削光輝仕上げのラウンドリムタイプを採用。前後スキッドプレートとドアガーニッシュのグレー塗装とコーディネートした立体感でSUVらしいスポーティさと力強さを表現しているほか、ブラックのルーフレールが全体の印象を引き締めている。
 ボディカラーは、グリーンブロンズメタリックを新たに追加。その他、クォーツホワイトパール、ブレードシルバーメタリック、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカをラインナップする。


上質感と操作性を向上したインテリア


 インテリアでは、水平基調のインストルメントパネルに、大径の4本スポークステアリングを新たに採用。より直感的に使いやすい8インチカラー液晶メーターで先進的な室内空間となったほか、ステアリングホイールのスポーク部に配置されたスイッチ操作で、さまざまな車両情報をメーターで確認することができる。


アクティブヨーコントロール(AYC)などの採用で乗り心地を向上



AYC等の採用によって走行時の安心感・乗り心地を向上


AYC等の採用によって走行時の安心感・乗り心地を向上

 前左右輪の制動力を調整して旋回性を高める「アクティブヨーコントロール(AYC)」を今回新たに採用。ハンドル角、ヨーレイト、横G・前後G、ブレーキ圧、車輪速などの情報から、ドライバーの操作や車両挙動を正確に判断し、運転操作に忠実な車両挙動となるよう、ブレーキ制御による前左右輪間のトルクベクタリングを行う。滑りやすい路面での旋回時にはコーナー内側の前輪にブレーキをかける制御によってアンダーステアを抑制し、意図した通りの軌道に近づけることが可能となる。ABSとアクティブスタビリティコントロール(ASC)と協調し、さまざまな天候や路面で運転をサポートしてくれるという。
 サスペンションは、フロントのストラット取付け部の剛性を向上。リヤはショックアブソーバーのシリンダーサイズを拡大するとともに、前後とも高性能バルブを新たに採用することで、荒れた路面でもフラットな乗り心地を実現する。