福山雅治 “努力は必ず報われる”という言葉の向こう側にあるものとは?
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。8月13日(土)の放送では、学生さんを中心としたヤングリスナーの皆さんからの相談を人生の先輩“まさはっさん”が受け止め、お答えする人気コーナー「ねぇ、聞いて!まさはっさん」をお届けしました。

福山雅治

「突然ですが、“努力は必ず報われる”、この言葉が私は先日大嫌いになりました」といきなり不穏な書き出しのメールをくれたのは群馬県高崎市にお住まいの、あぽさん(13歳・中学生)。あぽさんは、現在中学2年生。所属する吹奏楽部は強豪で、いわゆる“金賞常連校”。その伝統を守るべく、コンクールに向けて1ヶ月以上1日も休むことなく努力を続けてきました。

「しかし、結果は銀賞でした。歴代の先輩達の伝統を私たちが壊してしまったのです。夏休みになって、友達に遊びに誘われても断りましたし、たくさんの努力をしてきました。しかし、何度結果を確認しても銀賞。この結果が変わることはありませんでした」

先輩たちと悔し涙を流したあぽさん。こう疑問に思わずにはいられませんでした。

「努力が報われるなんて嘘なんですかね? 報われる努力なんてないんですかね? 今は歴代の先輩達、県大会に連れて行けなかった先輩達に申し訳ない気持ちでいっぱいです。まさはっさん、“努力は必ず報われる”は嘘でしょうか」

何もかもを疑いたくなる微妙な年頃。この未来ある若者に、福山さんはズバリこう伝えました。「努力は報われない場合もある」と。

まずは現実を突きつけます。「しかし」、と言ってこう続けます。

「努力は瞬間的には報われない場合もあるけれど、長期のスパンで考えたときにその努力の経験から得た知見が、あぽちゃんの人生を助けてくれることがあるかもしれない」

福山さんは努力の仕方をこのように捉えているのだとか。

「努力、それ自体には際限がないけれど、自分でできる努力には限界があります。時間的な制約もそうだし、集中力だっていつまでも続かない。そこで僕はこう考えます。ひとつのことだけに対してひたすら努力するんじゃなくて、努力に自分なりの限界が見えたら、じゃあ次はこっちの努力をしてみよう、と切り口を変えてみる。ギターを例にとれば、僕がいくら練習してもCharさんのようなスーパーギタリストになれるかと言えば、そうはなれないというのは自分でもわかる。だったら、僕ができる僕にしか生み出せないフレーズやリフを考案し発明する。つまり“自分だけの、自分にしかできない努力を開発する”と」

最後に、あぽさんに向けてこんなアドバイスを送ります。

「今回は報われなかったかもしれないけど、その努力は違う形で花開くことがあります。それは断言できます」

「福のラジオ」では学生さんを中心にヤングリスナーさんからのメールをいつでもお待ちしています。夏休みの出来事などなんでも結構です、まさはっさんがお答えします!

それでは、次週8月20日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!

<番組概要>

番組名:福山雅治 福のラジオ

放送日時:毎週土曜14:00~14:55

パーソナリティ:福山雅治

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/