「明日戦争がおきるなら」MVより。

高妍(ガオイェン)がリーガルリリーの新曲「明日戦争がおきるなら」のミュージックビデオに描き下ろしイラストを提供した。

このコラボレーションはリーガルリリーのメンバーが高妍のマンガ「緑の歌」に出会ったことがきっかけで実現したもの。ミュージックビデオには主人公の女の子の溢れ出る心情が刻々と描かれた。リーガルリリーのメンバーと高妍からはコメントも到着。なお「明日戦争がおきるなら」は、本日8月10日に発売されたリーガルリリーのEP「恋と戦争」に収録されている。

高妍コメント

この度リーガルリリーさんの「明日戦争がおきるなら」の Music Video にて、
イラストを描かせていただいたこと、とても嬉しく光栄に存じます。
戦争はもう歴史の教科書だけの話ではない、世界の隅々で毎日起こっていることです。
台湾人としての私は、よく共感できます。世界中の情勢に注目してほしいです。
この曲を作ってくださって感謝でしかないです。

リーガルリリーコメント

たかはしほのか(Vo.Gt.)

気持ち悪くなってきたら
食べたものを
吐き出してしまえ。
そうやって心の器ができてくる。
僕自身が、僕自身を象って
淡い宇宙との境界線を作るよ。
そうすれば、誰かと言葉を交わすことだって、手を繋ぐことだってできるんだ。
そんな、形と形が手を取り合って
形にならない言葉が生まれて
形と形を、また変化させて
歩いていくんだろうか
人類は。

ゆきやま(Dr.)

当たり前といえばそうなのですが、思想や情動から、命の膨らみまで保存できるのが音楽のおもしろいところ。
それらが乗るほどノリノリになっていき、やがて質量を帯びて心に届くようになるんじゃないかしら。
とまあ、このEP、ノリノリじゃない!?って話です。ぜひ聴いてみてください!

海(Ba.)

世界を見つめ、人を見つめ、そして何より私自身を見つめたこの春。
目の前で起こったあらゆることにただ困惑してばかり、そんな未完成な自分すらも受け入れることができませんでした。

この気持ちの受け皿を担ってくれたのが『恋と戦争』というEPだと思っています。
私が受け入れられなかった、取り込んでは吐き出してしまったものたちを決して無かった事にしないように、そこに存在して受け止めてくれた器。
このEPの存在が皆さんの飲み込んできた言葉、涙、怒り、愛情、それでもなお溢れてしまった「何か」の受け皿になれたらいいと思っています。