オート三輪、コスモスポーツ、RX-7……マツダ100周年を迎え、マツダミュージアムがリニューアル【前編】

トヨタ博物館を始め、メーカー運営の自動車博物館は海外にあるミュージアムと比較しても遜色ないものだ。その素晴らしい博物館の中にマツダミュージアムが加えられることを知っていただきたい。

 マツダミュージアムは広島市のマツダ本社にある宇品工場敷地内に設立された企業博物館。マツダの歴史を解説する目的で1994年に開館された。

2005年には全面改装が行われ、リニューアルオープンされた。

>>>【画像16枚】マツダ歴代車両など、マツダミュージアムの展示ゾーンをチェック

2019年には、マツダ創業100年記念事業の一環として二度目となる全面改装が行われ一時的に閉館。再開、そして一般公開の予定は2020年と発表された。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオープンは延期。コロナ禍の影響が弱くなった2022年5月23日、ついに再オープンとなったのだ。

今回のリニューアルは改装という表現がふさわしいものではない。新たな設立といっても過言ではないだろう。

明らかに海外のミュージアムを意識し、カーショーなどのブースをそのまま博物館化したようなコンセプトとイメージをしっかり表現したものとなっている。簡単に、そして端的に言うと「カッコイイ」博物館なのだ。

ロビーから2階に上がると、そこにはミュージアムのコンセプト、そして10に分かれたコンテンツゾーンのパネルが表示。そこから奥へと進み、来場者を期待させる狭いトンネル状の長い入口を通過すると、原点とも言える三輪トラックが並び、マツダの歴史がパネル化されているのだ。

写真を見ても分かるとおり、薄暗い中にスポットライトをあびる車両。まさに絵画を展示する美術館の中にいるような雰囲気だ。

そこからマツダ・ロータリーの元祖、コスモスポーツをはじめとする歴代のマツダ車が並ぶ。

できるだけ展示車両を絞ったというだけあり、スミソニアン的な詰め込み感はない。

それぞれのクルマをじっくり見ることができるよう、余裕のある配置となっている。

歴代マツダ車の展示ゾーンを抜けてもミュージアムはまだまだ前半。

後編ではレーシングカーの歴史やマツダが重視するデザインについてのゾーンを紹介しよう。

>>ル・マンを制した787Bからマツダデザイン、そして未来のマツダへ。マツダミュージアムがリニューアル【後編】