福山雅治 子供が“独り立ちする”とはどういうことか?
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。7月2日(土)の放送では、この春に社会に出たばかりの息子さんを心配するお母さんの気持ちがひしひしと伝わるメールをいただきました。

福山雅治

広島県福山市にお住まいの、もみじまんじゅうさん(50歳・幼稚園教諭・女性)の息子さんは東京の大学を卒業し、都内の小学校で新米教師として奮闘されているとのこと。幼稚園教諭という立場から、授業の準備や保護者の方々とのやり取りなど、その大変さが手にとるようにわかる、もみじまんじゅうさんなのでした。だからついつい心配な気持ちが募ってしまいます。

「LINEを送っても2週間も既読にならなかったりということもあります。そうすると、ご飯を食べているのか、元気にしているのか、心配です。きっと、毎日クタクタで、朝起きて、学校に向かうだけで精一杯なのだと思います」

しかし、「今、経験していることは、全て無駄なことはひとつもない。これからきっと役立つことだから、心を強く持って、自分の置かれた場所でできることを少しずつでいいからやってみてほしいなと思います」と見守る決意で締められています。

母としてのもみじまんじゅうさんのお気持ちがよくわかるという福山さん。ご自身のことを振り返ります。

「僕は18歳で地元の長崎で就職したんですけど、すぐに辞めてしまいました。それで東京に出てきたんですよね。同級生のワンルームのアパートに家賃折半で住まわせてもらって。で、材木屋さんでアルバイトをして日給をいただきながら、ちょっとした惣菜をスーパーで買って、炊いてある白米と簡単な味噌汁を作って食べて。ギターを弾いたり音楽を聴いたりして、風呂に入って寝て、起きたらまた材木屋さんに行って……というサイクルの生活がしばらく続きました。そのときに僕が感じていたのは……、なんて自由なんだ! という清々しい気持ちでした。だからまったく辛いなんて感じたことはありませんでしたね。うちの母ちゃんはどう思っていたんだろう。聞いたことがないのでわかりませんが、おそらく僕の性格を考えたら、真っ当に勤め人として働くよりも自由に自分の好きなことをやる方が向いていると思っていたのかもしれません」

そして、「もちろん心配もあるでしょうけど」ともみじまんじゅうさんの気持ちを汲み取りながら、こう言います。「なんとかなりますよ。どれだけ誰かが心配してくれても、どれだけ誰かが助けてくれても、最後は自分の足で立たなければいけないんです。自分で自分を作り上げていくしかないんです。それが独り立ちをするということなのだと思います」

セレクトした楽曲は、ブルース・スプリングスティーンの『ノー・サレンダー』。この曲のこの一節が福山さんは大好きだそうです。

〈We learned more from a 3-minute record, baby Than we ever learned in school〉

(俺たちは学校で学んだことより、3分間のレコードからたくさんのことを学んだ)

「そのフレーズを信じて、ひたすらそっちに――つまりロックミュージックを信奉する道を歩み続けてきました。勉強したくない、出来ない自分に都合良く解釈して(笑)」

何が正しいかは、結局振り返ってみることでしか判断できないのかもしれません。そのことを、もみじまんじゅうさんもわかっているからこそ、メールの最後に見守る決意を記しているのだと思います。

人生の節目や日々感じる大切な気持ちをぜひ「福のラジオ」までメールしてくださいね!

それでは、次週7月9日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!

<番組概要>

番組名:福山雅治 福のラジオ

放送日時:毎週土曜14:00~14:55

パーソナリティ:福山雅治

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/