ボーナスの預け先は決まりましたか? どこに預けても同じと思っていませんか? 史上最低の金利が続くなか、ボーナス時期に、キャンペーン金利として高金利定期預金を提供している金融機関があります。ボーナスを活用して、有利に預け直しましょう。

◆お金を貯めたいなら「ボーナスキャンペーン」の活用も検討!

夏と冬のボーナス時期に金融機関では、定期預金金利の上乗せなど、ボーナスキャンペーンを実施しています。ただ、マイナス金利政策が導入されてからはかなり縮小傾向にあり、キャンペーン実施も少なくなりました。

また、キャンペーンとせず、常時一般の銀行より高めの金利を提示しているところもありますので、あきらめることなく、少しでもオトクにお金を預けることが大事です。ボーナスキャンペーンの活用も視野に入れましょう。

◆ボーナスキャンペーンの活用も視野に入れましょう

現在、一般の銀行では、定期預金金利は1年0.002%。100万円を1年預けても利息はわずか20円(税引き前)。これではボーナスが振り込まれても、普通預金口座に預けっぱなしでもたいして変わらない、という気持ちになるのも無理はありません。

しかし、ボーナスなどのまとまったお金は、きちんと別の口座に預け替え、貯蓄の目的を明確にしておくことが重要です。

その際、少しでも金利がいいところに預けることができればベスト。これから口座開設の手続きをしても間に合う金融機関もあるので、自分にとって使い勝手のよい銀行を選んで、預け替えにチャレンジしてみてください。

◆ボーナスキャンペーンを賢く使えば、金利100倍も!

現在(2022年6月20日時点。金利はいずれも税引き前)キャンペーン金利を実施している主な金融機関は、以下のとおりです。

◆auじぶん銀行

「夏の大感謝祭2022」

●特別金利/年0.20%

●預入金額/1円以上1円単位

●預入期間/1年

●対象期間/2022年6月1日(水)~2022年8月2日(火)

◆住信SBIネット銀行

「円定期預金特別金利キャンペーン」

●特別金利/年0.15%

●預入金額/1000円以上1円単位

●預入期間/1年

●対象期間/2022年6月6日(月)~2022年8月7日(日)

◆ソニー銀行

「円定期特別金利」

●特別金利/年0.13%

●預入金額/1万円以上1円単位

●預入期間/6カ月、1年

●対象期間/2022年6月1日(水)~2022年8月31日(水)

※積立定期(1年)も、年0.13%

◆楽天銀行

「円定期預金特別金利キャンペーン」

●特別金利/年0.15%

●預入金額/1000円以上1円単位

●預入期間/1年

●対象期間/2022年6月14日(火)~2022年6月30日(木)

※同対象期間で、2週間ものは特別金利0.20%(10万円以上1円単位)

◆オリックス銀行

「eダイレクト預金新規口座開設キャンペーン」

●特別金利/年0.20%

●預入金額/100万円以上300万円まで

●預入期間/1年

●対象期間/

口座開設2022年6月1日(水)~2022年6月29日(水)

預け入れ2022年7月1日(金)~2022年7月14日(木)

<通常の預け入れの場合>

1年0.15%、2年0.17%、3年0.22%、5年0.27%、7年0.30%

◆常時、金利が高いネット系の銀行も要チェック!

キャンペーンを実施しないまでも、常時、金利が高い銀行があります(2022年6月20日時点。金利はいずれも税引き前)。

●あおぞら銀行BANK支店

年0.20%(1年・50万円から預け入れ可能)

●新生銀行(ネット限定)

年0.15%(1年・100万円から預け入れ可能。新生ステップアッププログラムでシルバー以上)

●大和ネクスト銀行

年0.05%(10万円から預け入れ可能)

●東京スター銀行

年0.20%(店頭・テレホンバンク限定。1年、3年、5年。300万円から預け入れ可能。金利は取引条件による)

年0.05%(ネット限定。6カ月。50万円から預け入れ可能)

この他、地方銀行や信用金庫のネット支店で常時金利が高いところがあり、ネット支店であれば地元以外でも利用できますので、検討してみるといいでしょう。

さらに、あおぞら銀行BANK支店では普通預金金利が0.20%と一般の銀行の200倍。楽天銀行、イオン銀行は、取引条件を満たすと、普通預金金利が0.10%と100倍になるので、あえて定期預金ではなく、普通預金に預けるというのも賢い選択です。また、ローソン銀行では残高300万円以上あれば、普通預金金利が0.15%と高く、定期預金代わりに使うこともできます。

◆注意! 投資信託や外貨預金とセットでないと高金利にならない商品も!

ボーナス時期などの預け入れで注意が必要なのは、これまで紹介したキャンペーンのように、「円定期」のみで特別金利を提示しているのではなく、投資信託や外貨預金などとセットで高金利になるというパッケージ商品です。

一見すると、金利の高さに魅力を感じてしまいますが、投資商品とセットになっているため、運用次第では、定期預金の金利どころか損失が出てしまう可能性もゼロではありません。こうしたパッケージ商品は、よく理解して利用するようにしましょう。

いずれにしても、キャンペーン金利などを上手に活用するには、前回ボーナスキャンペーンが実施されたかなど、情報を事前にキャッチし、あらかじめ口座開設の手続きをしておくことも大事です。

ネット系の銀行は普通預金金利も高めなので、これを機に、一般の都市銀行の他にもうひとつ貯蓄用の口座を持つ、というような意識づけにつながればいいでしょう。

文:伊藤 加奈子(メディアプロデューサー、ファイナンシャルプランナー)

マネー誌『あるじゃん』や住宅関連誌、ライフスタイル誌などの数多くの媒体を立ち上げたメディアプロデューサー。マネープランクリニックの執筆を担当し、実際の家計の取材に基づいた「お金の話」や「貯蓄の話」の発信を行う。

文=伊藤 加奈子(メディアプロデューサー、ファイナンシャルプランナー)