雪深い地域での所有。15万kmを経てアップデート&フルレストア|1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ Vol.3

【風立ちぬオープンカー】

太陽を浴び、風を受け、四季を感じられるのはオープンカーの特権。

屋根を開ければ、いつもと違う情景や香り、音などに気付くはず。

普段は味わえない開放感や爽快感を肌で感じられるオープンカーはアナタを非日常の世界へ連れて行ってくれるだろう。

【1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ Vol.3】

【2】から続く

 このクルマは、北東北のオーナーが所有するという1オーナーの個体。「ネットか雑誌で当店を知って連絡してくれたんですよ。わざわざこんなに遠くのお店を選んでくれたんですから、やっぱりうれしいですよね」とトータルセブン店長の瀧原毅さん。ただ、この個体は雪深い地域で長く乗られていたため、ボディの下回りはとくに融雪剤によるサビに浸食されていたという。また、15万km以上も走行している個体だけあって、経年劣化や傷み、ヘタリは至る所に見受けられたそうだ。

>>【画像21枚】シートのステッチやパイピング、背もたれのパンチングは、とくにこだわって仕上げられたポイント。ちなみに純正シートにはパンチング加工は施されないので、特別感がグッと高まっているカスタムシートなど

 そうして始まったレストアは全体に及んだ。まずボディは下回りを中心にエンジンルーム内を含めて、くまなくサビ処理と塗装が施されて生まれ変わった。一方、内装はレザーの張り替えを行い、シートとドアトリム、シフトブーツのステッチなどをコーディネートするなど、上質かつ上品な大人の印象に仕上げている。機関系ではエンジンはオーバーホールし、ガスケットを全交換するなど万全の体制を整えるほか、ラジエーターをはじめとする補機類も交換。足回りもリフレッシュされ、新たに車高調を投入して、走りの面もレベルアップさせた。単にレストアするだけでなく、最新のパーツや素材を使うことで新たなエッセンスを注ぐのもトータルセブン流だ。

「オーナーさんと相談しながら最終的な仕様を決めますが、一番重要なことは安心して快適に乗れること。だから表面だけでなく、見えない部分に気を遣って仕上げています」と瀧原さん。この撮影後には秋田のオーナーへ届けられるという。生まれ変わった愛車の姿に、オーナーも満足するに違いない。

13B-REW型エンジン換装トータルセブンの新たな提案

 こちらのFCカブリオレはトータルセブンのデモカーとして活躍する1台。最大の見所はエンジンで、FDに搭載される13B-REW型エンジンに換装されているのだ。単純なパワーアップは当然だが、モアパワーのゆとりによる日常域の快適性向上も見込めるという。もちろん、チューニングによってさらなるパフォーマンスアップも可能となり、ノーマルとは違った楽しみを与えてくれる。また、ホワイトで統一された室内は華やかで、今回の撮影車両とは異なる印象に仕上がっている。

【1】【2】から続く

1990年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ(FC3C)

SPECIFICATION 諸元

全長×全幅×全高(mm) 4335×1690×1270

ホイールベース(mm) 2430

トレッド前/後(mm) 1450 / 1440

車両重量(kg) 1390

エンジン型式 13B型

エンジン種類 2ローターロータリーターボ

総排気量(cc) 654×2

圧縮比 9.0:1

最高出力(ps / rpm) 205 / 6500

最大トルク(kg-m / rpm) 27.5 / 3500

燃料タンク容量(L) 70

変速比 1速 3.483 / 2速 2.015 / 3速 1391 / 4速 1.000 / 5速 0.806 / 後退 3.288

最終減速比 4.100

ステアリング ラック&ピニオン

サスペンション前 / 後 ストラット / マルチリンク

ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)

タイヤ 205 / 60R15(前後とも)

発売当時価格 367.2万円