「最大2万円分」マイナポイント第2弾! 6月末から申請受付スタート!! 誰が、どんな手続きをするともらえるの?
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。5月19日(木)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「マイナンバーカードのマイナポイント第2弾、6月30日(木)から申請受付スタート」。学習院大学 非常勤講師・塚越健司さんに解説していただきました。

※写真はイメージです

マイナンバーカードを「健康保険証」として登録した人などを対象に付与する「マイナポイント」の申請受付を、6月30日(木)からスタートすることになりました。第2弾となる今回は、最大2万円分のポイント(※マイナンバーカードを既に取得した方のうち、マイナポイントの第1弾未申込者も含む)がもらえます。

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ユージ:塚越さん、まずはこれまでの経緯を簡単に教えていただけますか?

塚越:政府は来年3月までに、ほぼすべての国民のマイナンバーカード交付を目標にしています。総務省のデータによると、2022年5月15日時点で交付されたカードは約5,611万枚で、(人口に対する割合は)約44%となっています。

ユージ:この数は多いのでしょうか? それとも少ないのでしょうか?

塚越:半分いかないくらいですよね。政府は、マイナンバーカード普及のために「ポイント還元キャンペーン」おこなっています。第1弾は2020年9月にスタートして、昨年(2022年12月31日)で終了しています。

今回の還元キャンペーンは、まず先行して、カードを新規に取得したユーザーには5,000円相当のポイントを付与するサービスを実施しています(※第1弾のキャンペーン時にマイナンバーカードを既に取得した方のうち、マイナポイント未申込者も含みます)。

ユージ:今回はどういった内容なんですか?

塚越:今回は、マイナンバーカードを「健康保険証」として登録した場合に7,500円相当のポイントを付与されます(※既に利用申込みをおこなった方も含みます)。

そしてもう1つは、国から給付金などを受け取るための「公金受取口座」の情報を登録した場合にも7,500円相当のポイントが付与されます(※既に登録をおこなった方も含みます)。

先ほどの「新規カード取得」と合わせると、最大合計2万円相当のポイントが付与されます。このマイナポイントをもらうための申請申込期限は2023年2月末までですが、マイナンバーカードの申請期限が2022年9月末までなので、それまでにマイナンバーカードを申請する必要があるということですね。

ユージ:やっぱり気になるのは、マイナンバーカードを「健康保険証」として登録した場合のメリットですよね。それはどれくらいあるのですか?

塚越:気になる方は多いと思います。顔認証付きカードリーダーを設置している医療機関が徐々に増えてきているので、そこでは(カードリーダーにかざして、顔写真で本人確認する流れで)受付の手間がかからなくなります。

また、過去に処方された薬や健康情報などのデータの(確認や)やり取り(がスムーズに)できるので、旅先や災害時でもデータが連携されます。

ユージ:それは便利!

塚越:便利ですよね! 自分のデータが詳しく表示されるので、お医者さんが診断するときに役立って、結果的に医療の質が向上しますし。

また、(マイナンバーカードを使った、さまざまな行政手続や情報確認がオンラインでできる「マイナポータル」上には)医療情報や医療費のデータもありますので、確定申告(の医療費控除)のときに、領収書などの管理をしなくても簡単にできるようになります。

他にも、高額療養費の一時支払いの手続きが不要になったり、就職や転職、結婚、引越しなど、さまざまな環境の変化があった場合でも、健康保険証の切り替えの必要がなくなるというメリットがあげられます。

ユージ:すごくわかりやすい! これはメリットですね!! 逆に課題はありますか?

塚越:現時点では、すべての病院・薬局に対応していないという点がありますね。(カードリーダーの)普及率があまり高くないのが課題かなと思います。厚生労働省のホームページに「マイナンバーカードの健康保険証利用参加医療機関・薬局リスト」として掲載されていますので、チェックしてみてもいいかなと思います。

政府は2023年3月末までに医療機関などへの導入を目指していて、今後、増えていくことは確実ですが、どのくらいのスピードで増えていくかということが課題として挙がっています。

もう1つ気になるのが、過去にも「住基ネット」(住民基本台帳ネットワークシステム)や、いろいろな制度があって、批判もずっとあがっていたんですよね。制度の構築にたくさんのお金が掛かっていたり、その割には(マイナンバーカードの)普及率44%と、あまり稼働していなかったり、セキュリティに不安がある人も、いるにはいるんですよね。

海外でも、例えば北欧では「国民番号制度」という同様のサービスがあるのですが、便利である一方で、情報漏えいなどがあると、一気に情報を抜かれてしまうという問題もありますし。

あと、民間サービスとの連携がこれからどんどん進んでいくと、セキュリティ上は情報漏えいしていなくても、複数の情報を重ねていくと、結果的に個人情報がわかってしまうなんてこともあるにはあるんですね。セキュリティの問題というのは、複雑な事情がいくつか重なっていて、その辺りを制度としてどう変えていくのかということもそうですし、私たちが暮らしているなかで、なんとなく「セキュリティが不安……」という気持ちがある方も多いと思うんですよね。

そういう方々の不安を、行政がどれだけ払拭して、より良いシステム構築ができるのかということを、我々も注目して見守る必要があるのではないかと思いますね。

<今日のユジコメ>

最大2万円分のポイントをもらえるということで、これはいいなと思いました。僕はマイナンバーカードを作りました。作ったはいいのですが、まだ出番はそんなにないです。あと、せっかくこれから良いサービスをおこなっていくのに、インフラが整っていない。先に、サービスを受けられるようにしておくのはわかるけれど、そのサービスを受けられる場所がないと、なかなか魅力が伝わらない。

また、セキュリティ面の心配の声も多くありました。ただ、「今もクレジットカードやスマホを持って使っているんだから(情報漏えいなどのリスクは)結局は一緒じゃないか?」という声もありました。確かに、スマホって見られたくない情報がいっぱい入っていますよね。

だったら、結果的にすべての情報をまとめるのであれば、カードを増やすのではなく、スマホに入れてほしいなと思いました。

<番組概要>

番組名:ONE MORNING

放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00

パーソナリティ:ユージ、吉田明世

番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/