妊娠中の「つわり(悪阻)」はいつから?症状やピークの乗り越え方を産婦人科医が解説

つわり(悪阻)とは?

つわり(悪阻)は、吐き気・嘔吐、食欲不振、食の好みの変化、頭の重い感じ、イライラ、眠気、体のだるさ(倦怠感)などの一過性の症状を言います。つわりが起こるメカニズムは明確になっていませんが、胎盤から出るホルモンにより体の機能に混乱をきたす、ホルモンバランスによる自律神経の失調などの説があり、ストレスによってつわりがひどくなることがわかっています。

つわり(悪阻)はいつから?

人によって症状や程度が違うつわり(悪阻)。主な症状について紹介します。つわりの始まる時期は一般的には妊娠5~6週ごろからで、妊娠9~10週くらいにピークを迎えます。妊娠12~16週ごろに終わる人が多いようですが、中には10週くらいで終わる人もいれば、出産するまで続く人もいるなど、人によってさまざまです。つわりがないという方もいます。