日本人男性20人に1人が色の見分けが…“色のユニバーサルデザイン”の重要性を専門家が解説
乃木坂46の山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。5月9日(月)の放送は、色彩検定協会の認定色彩講師・長澤陽子先生をゲストに迎えて、「色彩検定UC級」について伺いました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、長澤陽子さん

色彩検定UC級の“UC”とは、「色のユニバーサルデザイン」のこと。そもそもユニバーサルデザインは、その名の通り「多くの人がわかりやすい、すべての人のためのデザイン」という意味で、長澤先生は「色の世界にもユニバーサルデザインという考え方がある」と言います。

というのも、世の中には色の区別がつきづらい人がいて、その割合は日本人男性で約20人に1人(女性は約500人に1人)。これは先天的な原因によるものですが、後天的な原因によるものはすべての人に関わる問題で、その要因となるのは「老化」です。

長澤先生によると、人間はおおよそ40代で老眼が始まり、より高齢になると白内障などの病気の可能性が増し、当然目の感覚は鈍くなるそう。そして、若いときと色の見え方が変わってくるため、「誰にでも関係のある話です」と注意を促します。

れなちは、具体的にどのような色の区別がつきづらいのか聞いてみると、長澤先生いわく、例えば「赤と緑」。「これはいわゆる“反対色”と言われる色で、一般色覚の方には色の違いはわかりやすいものの、色の区別がつきにくくなっている方には見分けが難しい」と説明します。

色のユニバーサルデザインは、日常のさまざまな場面で活用されており、例えば天気予報の際に紹介される熱中症の危険度情報。危険マークの配色なども色のユニバーサルデザインに配慮されているほか、ハザードマップやスポーツのユニフォームなどもそう。

そんな色彩検定UC級はどのような方が取得されているかと言えば、デザイン関係や印刷関係など色に多く関わる方はもちろん、それ以外にも周囲に色の見分けが難しい方も多いそうです。

今年、色彩検定UC級への挑戦を考えているというリスナーからは、「祖母の物忘れがひどく、目立つところに張り紙をしているがスルーされてしまうことが多い。かわいさやオシャレさを意識して張り紙の色を選んでいたが、それは逆効果になると知った」とのメッセージが。

これに長澤先生は「(色彩検定のテスト)ぜひ頑張ってほしいですね」とエールを送りつつ、「まずは、お婆さまの好きな色を聞き、それが常に目に入るようなところに貼るのもひとつの手段」とアドバイス。また、「例えば、赤だったら“注意”など、色によってルールを決めるのもわかりやすいと思う」とも。

ちなみに、視覚的に入ってきやすい、見やすくする秘訣は「できるだけコントラストをつけること」とアドバイス。

さらにリスナーからは、「自分は高所の仕事をする際、派手な色の服を選んでいる。それは上に人がいるとわかれば事故が減るから。果たして何色が最も認識してもらえるのか?」という仕事に関する質問も。

この質問に対し、長澤先生は「色としては“鮮やかな色”。赤やオレンジ、黄色、いわゆる暖色系のほうが目にパッと入りやすいし、認識しやすいですね」とおすすめすると、れなちは「消防士さんはオレンジ色の消防服を着ていますもんね!」と納得していました。

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈(乃木坂46)

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/