山本直樹扮する先生。

山本直樹原作による実写映画「ビリーバーズ」の予告編、追加キャストが発表された。

7月8日に公開される「ビリーバーズ」は、とある孤島を舞台に、ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属する3人の男女を描く物語。主人公であるオペレーター役を磯村勇斗、副議長役を北村優衣、議長役を宇野祥平が演じ、監督は城定秀夫が務める。

追加キャストとして、DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した第三本部長役を毎熊克哉、ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われるカルト団体の主宰者役を山本直樹が演じることが明らかに。また劇中の音楽と書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」を曽我部恵一が担当。予告編では無人島で長閑な生活を送る3人の姿から始まり、次第にカオスな世界に突入する様子が捉えられた。

毎熊克哉(第三本部長役)コメント

とんでもない問題作がこの世に! 生まれ出て。ほっぽり出されて。どうやって生きていこうかと路頭に迷い。何かを信じてしがみつき。騙されて。交差して。またひとりぼっち。でもまた信じたい。努力しなければ。僕は第三本部長という役を演じました。この映画には希望があるはず!お楽しみに。

山本直樹(先生役)コメント

人生初弾着、初血糊という貴重な経験をさせていただきました。個人的にはこっ恥ずかしい限りですが、楽しんでいただけたら幸いです。原作者として自分が20数年前に書いたセリフを面白がり、感銘を受け、笑えたというのは、城定監督と役者陣の素晴らしさによるものなのでしょう。

曽我部恵一コメント

山本直樹×城定秀夫。透明なエロスとタナトスが真っ赤に爆発するに決まっている。そんな映画に音楽をつけろと。強大な思想に幻惑され、絡め取られていく個人の純情。自分の何かが間違いを、バグを起こすような方向に行け行けと、自らを鼓舞しながら音楽を作った。それで、ぼくの中のエロスとタナトスも、この夏のなかで少しは解放されたようです。

映画「ビリーバーズ」

2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開

原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督・脚本:城定秀夫
主演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平
制作プロダクション:レオーネ
配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会

(c)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会 (c)山本直樹/小学館