識学は4月21日、「上司のひいきに関する調査」の結果を発表した。調査は4月1日、20歳~59歳の上司がいる一般社員150名、および部下がいる管理職150名(男性237名・女性63名)を対象にインターネットで行われた。

  • 可愛がっている部下・後輩がいますか?

    可愛がっている部下・後輩がいますか?

管理職の人に対し、「会社に特に可愛がっている部下・後輩がいますか?」と尋ねたところ、48.0%が「いる」と回答。可愛がっている理由を聞くと、「素直な性格だから」(59.7%)、「向上心があるから」(41.7%)、「積極性があるから」(37.5%)が上位にあがった他、「伸びしろに期待できるから」(36.1%)、「優秀だから」(34.7%)といった理由も3割台で続く結果に。

また、可愛がっている部下・後輩の成績を教えてもらったところ、87.5%が「(どちらかと言えば)成績が良い」と回答した。

  • 上司から特に可愛がられていると思うメンバーはいますか?

    上司から特に可愛がられていると思うメンバーはいますか?

次に、一般社員の人に対し、「所属するチームで上司から特に可愛がられていると思うメンバーはいますか?」と聞いたところ、36.7%が「いる」と回答。上司から可愛がられる社員の特徴について聞くと、「上司に逆らわない」(38.0%)、「要領が良い」(37.3%)、「口がうまい」(31.3%)が上位に。

また、「上司のひいきで不公平を感じたことがありますか?」という質問に対し、4割近く(38. 7%)の人が「ある」と回答。どのような時に不公平を感じるのか教えてもらったところ、「実際の成果に対して上司の評価(査定)が高すぎる」が最も多く56.9%。次いで「上司の態度が明らかに違う」(41.4%)、「任される業務内容が明らかに違う」(29.3%)と続いた。

  • 上司のひいきによる悪影響

    上司のひいきによる悪影響

さらに、「上司のひいきによって組織に悪影響を及ぼすと思いますか?」と尋ねたところ、79.3%が「(やや)そう思う」と回答。具体的には、「人間関係が悪化する」(81.5%)、「仕事への集中力が下がる」(33.6%)、「離職が増える」(31.1%)が上位にあがった。