大学スポーツ協会(以下UNIVAS)は、安全安心な大学スポーツ環境の整備を目的に、会員大学および競技団体が主催する大会、試合に医療従事者等を配置する「医療従事者等の配置制度」について、2022年度の申請受付を4月1日より開始する。

「医療従事者等の配置制度」は、大学スポーツの大会や試合においてスポーツ外傷・障害が発生した際、的確な対処が行える医療従事者等を配置し、安全で安心な体制の実現を促進する制度。UNIVASが進める「安全で安心な運動部活動環境の整備」の一環として設立初年度より継続して施行しており、本年で4年目となる。

申請資格者はUNIVASの大学会員およびUNIVASの競技団体会員。大学会員では大学が主催または主管となる試合等、大学の運動部が主催または主管となる試合等、競技団体会員では競技団体が主催する試合、関連する地区競技団体が主催する試合が本制度の対象となる。なお学生が競技者として参加する試合が対象となり、運営スタッフ等としてのみ携わる場合は対象とならない。

また配置される医療従事者等は、医師、医師以外の資格保有者(看護師、理学療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師、救急救命士)、アスレティックトレーナー(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー:JSPO-AT、JATAC認定アスレティック・トレーナー:JATAC-ATC、一般社団法人全国体育スポーツ系大学協議会認定JPSUスポーツトレーナー、米国NATA公認アスレティックトレーナー:NATA/ATC)、その他、UNIVASが認めた資格の保有者が該当する。

配置費は、謝金として医師が6,250円/時、50,000円/日。医師以外が2,000円/時、16,000円/日。医師、医師以外とも8時間以上の場合であっても左記金額を上限とする。また旅費は出発地から用務地まで(片道20km以上)の交通費及び宿泊費(上限10,000円/日)を支給する。

申請期間は4月1日から2023年3月17日17時必着。なお、本制度の予算が無くなり次第受付終了となる。配置制度対象期間は4月1日から2023年3月31日まで。募集要項および申請書類はUNIVAS公式サイトで受け付けている。