伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は3月28日、社員が個別の事情に対応した柔軟な働き方を選択でき、公私の充実や心身の健康につながる新しい働き方を促進するため、「Upgrade the CTC Workstyle」をスローガンとする各施策を4月1日から導入すると発表した。

具体的には、テレワークを利用した「働く場所」の選択肢を拡大する。テレワーク比率が8割を超えている現状を踏まえ、従来は自宅やサテライトオフィスに制限していたテレワークの場所の選択肢を、勤務オフィスの通勤範囲内で自由に選択できるようにする。

また、家族の介護や看護、遠方での療養、配偶者の転勤への帯同などの特別な事情を抱える社員を対象に、テレワークの場所と居住地の選択肢を日本全国に拡大する。

テレワークと出張を活用して業務が可能な場合、転居をしなくても他拠点への異動を認める。これにより、東京在住者が大阪の部署に所属することが可能になる。この制度を利用して現在の単身赴任者の解消も進める。

そのほか、社外での副業、勤続3年以上の社員を対象とした原則1年以内の長期休暇、出張時の滞在延長も認める。