■義務になり「嫌だな」と思わないように

芸能界に限らず、働き方が多様化している現代。「社会が追いついてきましたね」と水を向けると、篠崎は「話を大きくすると、そういうことですね(笑)」と茶目っ気たっぷりに答え、「でも、今は過ごしやすいです」と晴れやかな表情を浮かべた。

篠崎が大切にする働き方は、YouTubeにも表れている。昨年8月に開設したチャンネルでは、彼女が大好きだと語る「食べること」や、以前から高い評価を受ける「歌」に関連する動画を投稿。登録者数、再生回数ともに順調に数字を伸ばしていたが、現在は更新が止まっている。

「YouTubeって皆さん、定期的に動画を上げると決めていらっしゃる方が多いじゃないですか。暗黙の了解じゃないですけど、私も週1回、毎週金曜日に上げようと決めて、やり始めたんです。でも、ちょっとそれが自分には合わないなと思って。別に更新頻度を明言してたわけじゃないんですけど、Twitterで『定期的に更新するのはやめます』ってお伝えしました(笑)」

「『やらなきゃいけない』と思ったら、しんどくなっちゃう。好きなことをするために始めたのに、『なんでYouTube始めたんだろう……』とまで考え始めちゃって。『嫌だな』って思いながらやるのは楽しくないし、そんな風に思いたくないから、やりたいと思った時に動画を上げようと決めました」