乃木坂46 北野日奈子、グループへの想いと後輩に託すメッセージ「来世もここで皆さんと出会いたい」

2月8日に2nd写真集『希望の方角』を発売した北野日奈子。4月末には乃木坂46から卒業する彼女にとって最後の写真集は一体どんな想いで撮影されたのか? 思い出が詰め込まれた写真集エピソードからグループに残る後輩たちへの言葉まで様々なことを語ってくれた。

(前後編の後編)

【写真】4月いっぱいで卒業する北野日奈子の撮り下ろしショット【8点】

──今作は鹿児島、種子島、那須、東京で撮影されたと伺っています。撮影時の思い出やエピソードを聞かせてもらえますか。

北野 まず最初にスタッフさんが「旅のしおり」を作ってくれたんです。行くスポットの写真を貼ってくれていたので見てみたら、種子島のページはめくれどめくれど芝生かジャングルなんですよ。15歳が白いワンピースを着て森にたたずんでいたら絵になるでしょうけど、25歳が森に立ったところで初々しさもないし大丈夫なのかと(笑)。でも実際に行ってみたら、(旅のしおりの)写真以上の光景が広がっていたんです。だからすごく楽しかったし、何よりスタッフさんたちが私と同じくらい……いやそれ以上に撮影の日々を楽しんでいたのが私もうれしくて! 今後自分が人生でつまづいたり落ち込んだとき、きっとまたここに来るんじゃないかなって思いました。自分にとっての癒やしの場所が日本国内に1つできたな、って。

──種子島の中で、特に印象に残った場所は?

北野 黄色いワンピースを着て撮影した“千座の岩屋”です。ここは元々旅のしおりには入っていなかったんですけど、お母さんが「ここなんてどう?」って教えてくれたんです。なのでスタッフさんに「お母さんが提案してくれた場所に行ってみたいです」と伝えて、連れて行ってもらいました。ここは潮が引いたときだけ入れる洞窟で、私たちが行くタイミングでは引かないと聞いていたんですけど、ちょうど人が通れるくらいまでは潮が引いて撮影することができました。きっとスタッフの皆さんの日頃の行ないが良かったおかげです(笑)。思い出にも残りましたし、写真集の最初と最後という大事なページに使ってもらえたのも良かったなと思っています。

──那須での撮影はいかがでしたか?

北野 那須には以前一度家族で旅行に行ったことがあったので、その思い出を新しい記憶で塗り重ねることに抵抗はありつつ、でも「本当の家族」と「第二の家族」だったらまた違った思い出ができるのかなという期待もあって。ここでは私が一番楽しみにしていたワンコとのふれあいをしてきました。1stでは犬ぞりをやらせてもらい、今回も犬とふれあって、「しつこいよ」って思われるかもしれないんですけど(笑)、でもめちゃめちゃかわいかったです! ワンコたちと一緒に撮った家族写真みたいなカットがあって、それが個人的にお気に入りです。あと、黒のワンピースを着て撮ったのも那須ですね。これは大人っぽい雰囲気で、普段の私とは違った感じになっているので、ファンの方にはグッときてもらえるんじゃないかなと思います。

──さて、北野さんは乃木坂46で約9年間活動してきました。今までの道のりを振り返ってみて、感想は?

北野 乃木坂46に入る以前は人間関係で悩んだり、決して順風満帆な学生生活は送っていなくて。「こんな世の中、嫌だな」と思っていた14、15歳くらいのときに乃木坂46と出会ったんです。そして乃木坂46に入ったことで自分の生きる世界線を変えることができて、たくさんの大事な人と出会えました。私の人格はこの9年間で出来上がったと思うし、きっと今後もこの人格で生きていくだろうから、ここまで育ててもらえて本当にありがたいなと思います。逆にもしここに来なければ苦しむことも減っていたかもしれないけれど、それを経験したことで私の中で誰かを思いやる気持ちも育まれたと思うので。だから、ちょっと気が早いですけど、来世もここで皆さんと出会いたいなって思っています(笑)。

──今後の乃木坂46や後輩メンバーに期待することは?

北野 4年前くらいから私にも先輩としての意識が芽生えて、後輩たちに対して「乃木坂らしさってこういうことなんだよ」と教えていたんですけど、いくら伝えても人が違うから違う色になってしまって。その違和感に悩んだ時期もあります。でも後輩が自分たちなりに一生懸命グループのために取り組む姿を見ているうちに、「乃木坂らしさはもちろん大事だけど、ありのまま自分らしく頑張ることが一番美しくてかっこいいんだ!」と教わりました。後輩のみんなにはこれからも自分の感情を大事にして、自分を素直に表現しながら楽しく過ごしてほしいなと思います。

──では最後に、この写真集を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

北野 2nd写真集をやって良かったと思っていますし、とても自分らしく出来上がったなと思います。大人になるにつれて自分の感情を話すことが難しくなったり、決まり事に縛られて「自分らしい」を先行させることが難しくなってくるじゃないですか。特に私と同年代の方の多くは社会人数年目で、できることとできないことが明確に分かってきて悩むこともあると思うんです。でも私は幸せなことに25歳の「自分らしい」を謳歌して、今回ありのままの自分をさらけ出すことができたので、この写真集が悩んでいる誰かの希望の素になったらいいな、って。皆さんにとって勇気の出る“お守り”のような本になったらいいなと思っています。

【前編はこちら】乃木坂46 北野日奈子、幸せを噛み締めながら撮影した2nd写真集「一生忘れたくない思い出」

▽北野日奈子

1996年7月17日生まれ、北海道出身。2013年に乃木坂46 2期生として加入し、8thシングル『気づいたら片想い』で初選抜を果たす。2月8日には2nd写真集『希望の方角』を発売。