indigo la Endドラマー・佐藤栄太郎「サザンオールスターズ愛」を語る「一緒に“今”を生きているのがすごく嬉しくなる」
さまざまなゲストが持つ、尋常ならざる"こだわり"をディープに掘り下げ、収集していくTOKYO FMの番組「THE COMMITMENTS」。パーソナリティはFPMの田中知之がつとめます。

1月22日(土)放送のゲストは、indigo la Endのドラマー・佐藤栄太郎さんが登場。今回の放送では、「サザンオールスターズ」へのこだわりについて語ってくれました。

(左から)アシスタントのMISATO、佐藤栄太郎さん、田中知之


2010年、川谷絵音を中心に結成されたバンド「indigo la End」は2014年にメジャーデビュー。2015年には佐藤さんがドラム担当として加わり、多彩な音楽性で活躍の場を広げています。

◆サザンオールスターズの音楽が人々を引き寄せる理由とは?

サザンオールスターズ(以下、サザン)の大ファンである佐藤さんは、小学生にしてすでに1998年の「さくら」までの全曲をドラムでコピーしていたそうです。サザンの音楽との出会いは、テレビで流れていた「勝手にシンドバッド」。サザンの音楽が気になった佐藤さんは、両親に頼み込んでベストアルバムを借りたと当時を振り返ります。

「勝手にシンドバッド」の魅力として、佐藤さんは「言葉が詰まっているところですかね。そこがすごく刺激的だったのかもしれないです」と分析。歌詞の内容が気になり、解明したくなる力が楽曲に込められているとコメントしました。

◆お気に入りのサザンの楽曲を紹介

サザンの音楽遍歴に関して「音楽業界のテクノロジーの推移を表しています」と語る佐藤さん。技術面のトライアンドエラーが詰め込まれているため、サザンの楽曲を聴いていると勇気がもらえるそうです。

サザンは1998年にシングル「みんなのうた」を再リリース(オリジナルは1988年リリース)。聴いている人たちを鼓舞する楽曲のカップリングとして収録された「おいしいね~傑作物語~」は、一転して音楽業界の批判が綴られていました。

佐藤さんは「鬱屈しているものがあるけれども、それをどうリーチしていいのかわからない。それを、ちょっとパラノイアともとれるやり方で『みんな、わかってくれ』とよく伝えたなと思いました」と、サザンの表現力について絶賛します。

第一線で活動するなかで、“反骨精神”を出し続けるサザンについて、佐藤さんは「おいしいね~傑作物語~」を、「涙が出るぐらい好きな曲です」と明かしました。

(左から時計回りに)田中知之、佐藤栄太郎さん、アシスタントのMISATO


◆価値観を常にアップデートしていく凄さ

「マンピーのG☆SPOT」や「女呼んでブギ」をはじめ、サザンはタイトルや歌詞に過激な表現が含まれている楽曲を多数リリースしました。最近のインタビュー記事で桑田佳祐は、「今の時代に即していないジャッジは自分のなかにある」と答えています。

「『女呼んでブギ』ではかなりダメなことを歌っているんですけど、一方で男のルサンチマンが書かれているんですよね。桑田さんはそういう“揺らぎ”を表現してこそアーティスト、みたいなことを仰られていて。好きな時期と苦手な時期がありますけども、今のサザンが一番すごいなって思います」とコメントする佐藤さん。

時代の移り変わりに合わせて、価値観をアップデートし続ける桑田佳祐に対して「僕が生まれる前から活動していらっしゃいますけど、一緒に“今”を生きているのがすごく嬉しくなる」と、喜びを露わにしていました。

◆サザンオールスターズの強みは“二面性”

J-POP界において、サザンは「二面性を活かした稀有なバンド」だと佐藤さんは評価します。その理由として「自分のピュアな部分も出しちゃうし、セルフプロデュースの部分もしっかり出す。でも、どっちが出てくるかはわからない。大先輩に対して失礼ですけども、リアリストでキュートだと思います」と、コメント。

「サザンのような音楽家になりたいという思いはあったんですか?」というFPM田中からの問いかけに対し、佐藤さんはコアな音楽的表現に憧れを持っていることを述べました。一方で、「“サザンから受け取ったもの”を自分なりに表現することが、桑田さんが後輩たちに求めていらっしゃることだと思います」と語り、好きだけども真似をしないように心がけていると明かしました。

番組でお届けしたトークは音声サービス「AuDee」でも配信予定です。


<番組概要>
番組名:THE COMMITMENTS
放送日時:毎週土曜日21:00~21:30
パーソナリティ:田中知之
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/commitments/