カーメイトの360度ドライブレコーダー最新モデル「ダクション 360D」がドライブレコーダーに特化したわけ

カーメイトが2021年11月に発売した360度ドライブレコーダーの最新モデル「ダクション360D DC4000R」は、同社で初めて3つのカメラを採用。車両の前後と左右周辺、そして車内の様子を同時に記録することで、事故やあおり運転にあったとき、駐車中の当て逃げ、車上荒らしなど、万が一のトラブルの際にその状況をしっかりと確認できるアイテムだ。

 

【画像】3カメラで欲しい機能がしっかり詰まった360度ドライブレコーダー「ダクション 360D」

「DC4000R」の最大の特徴は、カーメイトの従来製品「DC3000」、「DC5000」にあったアクションカメラとしての機能を採用せず、ドライブレコーダーに特化した点。

 

ここでちょっと違和感を覚える人も多いのでは? 最新モデルなのに型番が従来製品のDC“3000”と“5000”の間にある。“4000”が意味するところとは? まずはダクション360シリーズ各モデルの特徴から見ていこう。

 

始まりは360度を記録する「ドライブ アクション レコーダー」

 

カーメイトからドライブレコーダー「ダクション360」が初めて登場したのは2017年2月。当時は車両前方を記録する1カメラタイプが主流だったのだが、そこに超広角レンズを用いて全天周360度を記録できるドライブレコーダー「DC3000」を開発。しかもドライブレコーダーとしてだけではなく、バッテリーユニットを接続することで車外へ持ち出し、アクションカメラとしても活用できるユニークなコンセプトにより注目を集めた。

 

ちなみに360度カメラで記録できる“ドライブレコーダー”と“アクションカメラ”の機能を持つ「ドライブ アクション レコーダー」から、「ダクション(d’Action)360」と名付けられている。

 

本体に記録された映像は、Wi-Fiで接続したスマートフォンで見られ、さまざまなアングルに変えて確認できるなど、ドライブレコーダー、アクションカメラそれぞれの使い勝手に配慮したアイデアの詰まったモデルなのだ。

 

ただし、レンズを下向きに設置した全天周360度では上半分の映像は記録できず、前・後方や左右の様子は、レンズの外周で捉えることとなり、レンズのおいしいところから外れたエリアでは車両のナンバーが確認できないなどの弱点も露呈した。

 

「全天周」から「全天球」へ

 

翌2018年10月には「ダクション360S DC5000」を発売。このモデルはカメラを2つ、背中合わせに搭載して全天球360度を記録、死角のない映像記録を実現した。カメラを前後に向けて設置することで、映像をクリアに記録できるレンズのおいしいところをフルに活用可能となり、ドライブレコーダーとして求められる鮮明な映像の記録も不満のないものとなった。

 

そのうえで、フロントの解像度を全天球画像に圧縮する前に、高解像度のまま別ファイルで保存する「デュアルレック機能」を搭載。全天球360度の死角のない映像記録だけでなく、映像品質面でも飛躍的に向上した。

 

もちろんアクションカメラとしても活用可能で、スマートフォンをWi-Fi接続しての映像確認や各種設定操作など継続採用、「ダクション360」としてのこだわりやユーザーニーズを的確に捉えたものとなっている。

 

いいとこ取りでユーザーニーズに応える

 

これら2つのモデルは初代DC3000、2代目DC5000ともにソフトウェアアップデートなどにより使い勝手などを向上させてきたほか、アクションカメラとしての活用シーンを広げるべく、オプションを拡充してきた。

 

とはいえ、ドライブレコーダーとして利用したい人にとってはアクションカメラの機能は必ずしも必要ない。車両の周囲を360度で記録できるドライブレコーダーの有用性を魅力と感じながらも、万が一のトラブルの際に活用できるモデルが欲しいという声もあり、また、車両後方の様子をしっかりと記録したいという需要に応える必要があった。

 

そこで導き出されたのが、アクションカメラとしての機能を外して価格の上昇も抑えながら、これまでのDC3000やDC5000で好評だった機能を継続採用しつつドライブレコーダーとしてのニーズに応える機能や使い勝手の最大化。

 

車両の前方や後方をフロント、リヤの2つの広角カメラで記録することで高品質な映像をしっかりと記録。そして窓越しの車外の様子と車内を全天周360度カメラで記録することで、これまで以上に多くの情報を一度に収集。万が一に際にフル活用できる製品として開発されたのが「DC4000R」というわけだ。

 

ラインアップの拡充により、3つのタイプから好みや使用シーンに合わせて選択できるようになった。

 

初めてのドライブレコーダーとして満足度の高いモデル

 

ダクション360の新製品「ダクション360D DC4000R」は、メインユニットとなる本体に車両前方を撮影する広角カメラと、車内や窓越しの車外の様子を撮影する全天周360度カメラを搭載。車両後方の様子は別体の広角カメラで撮影する3カメラ同時記録式を採用する。

 

具体的には、カーメイトのこだわりでもある全天周360度の映像記録を担うアラウンドカメラで、横からの衝突や車両の周囲の様子、車内を記録。記録画素数は約360万画素。WDRにより白とびや黒つぶれを軽減するほか、本体に内蔵の赤外線LEDにより夜間の走行時やトンネルなど車内が暗くなるシーンでもしっかりと記録可能だ。

 

ナンバーもしっかり識別できる前後のカメラ

 

車両前方を記録するフロントカメラはF値1.5の高性能レンズを採用するほか、HDR・WDRにより白とびや黒つぶれを抑えたクリアな映像を記録可能。画質はフルHD画質(200万画素)のほか90万画素でデータ量を抑えた記録も可能だ。

 

フロントカメラの画角は水平96度、垂直50度でゆがみを抑え、車載用CMOSセンサーでトップシェアを誇るオンセミコンダクター製のCMOSイメージセンサーの採用により高品質な映像を記録。ナンバー識別性にも有利なのである。

 

車両後方を記録する別体式のリヤカメラはソニー製のCMOSセンサー、STARVISを採用。プライバシーガラスで夜間を走行する際にもしっかりと映像を記録できる。

 

記録画素数はフルHD画質(約200万画素)でHDRも採用する。画角は水平131度、垂直75度の広角設計。後方からの追突やあおり運転の様子などを広い画角で記録可能だ。

 

液晶モニターをシリーズ初搭載

 

本体には2.7インチ大型液晶モニターを搭載し、記録映像を確認できるほか、4つのボタンによって各種操作をする。これまでのWi-Fi接続によるスマホ連携は採用していない。

 

液晶モニターでは3つのカメラで捉えた映像を表示できるほか、フロントとリヤの2画面や、3つカメラのそれぞれの映像を個別に表示することもできる。

 

SDカード診断機能や配線診断機能を備え、万が一の不具合を液晶表示と音声により通知する。

 

記録映像は専用のビューワーソフトをパソコンにインストールすれば、大きな画面で確認できる。3つのカメラで記録した映像を同時もしくは個別に再生できるほか、地図で場所を確認できる。

 

今回新たに「安心ぼかし機能」を搭載。任意の場所にモザイク処理が施せ、ドライバーや同乗者のプライバシーを保護できる機能で、編集して動画サイトへの共有する際などにも活用可能だ。

 

本体にはGPSセンサーとGセンサーを内蔵。映像が記録された位置や衝撃も映像と同時に記録される。このほかオプション装着により駐車監視機能も利用可能。駐車中の当て逃げや車上荒らしなど対策に有用だ。

 

質感の高いデザイン

 

フロントカメラ、アラウンドカメラ、液晶モニター、操作ボタンを搭載する本体は、安心感や親しみを感じられるラウンド形状のデザインを採用。前面にはマット塗装が施されるほか、カメラ周辺をヘアライン装飾により質感を高めている。不要な厚みを抑えた段差のあるシルエットでコンパクトさを表現。ケーブル抜け止め用のカバーで接触不良などを防止。

 

別体のリヤカメラにも本体同様にマット塗装が施されるほか、ケーブルカバーを備える。

 

製品は本体(フロント、360度カメラ)と別体のリヤカメラ、電源ケーブル、接続ケーブルのほか、専用マイクロSDカード(32GB)が付属。設置すればすぐに利用可能だ。マイクロSDカードは64GBと128GBの専用品も用意しており、長時間の記録にも対応する。

  

[ダクション360D 製品概要]

 

■製品名:d’Action 360D(ダクション 360D)

■品番:DC4000R

■本体寸法(マウント込み):

メインカメラ…H92mm×W122mm×D47mm

リヤカメラ…H59mm×W59mm×D38mm

■重量(マウント込み):メインカメラ…206g、リヤカメラ…62g

■記録画素数:

フロントカメラ…約200万画素(1920×1080ピクセル)

360度カメラ…約360万画素(1920×1920ピクセル

リヤカメラ…約200万画素(1920×1080ピクセル)

■液晶サイズ:2.7インチ

■発売日:2021年11月26日

■価格:オープン(実勢価格:6万2480円前後)

 

〈文=ドライバーWeb編集部〉

■問い合わせ先

カーメイト

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