100年の時を経て重なりあうスーパーヒーロー 「ベーブ・ルースと大谷翔平選手」との共通点とは?
TOKYO FMの音声配信サービス「AuDee(オーディー)」で配信中の、大谷翔平選手特集企画番組「SHO TIME AuDee」。全10回にわたって、メジャーリーグベースボール・リポーターの赤木ひろこが大谷選手の魅力と功績に迫ります。第10回の配信となる1月7日(金)のテーマは「ベーブ・ルースと大谷翔平選手」。

「SHO TIME AuDee」

◆100年の時を超えて

大谷選手は、昨年の凱旋帰国の会見で「ベーブ・ルースと比較された感覚はどうか? そしてどんな存在か?」と問われ、次のように答えています。

「比較していただけるだけで、とても光栄なことというか。もちろん残した数字だけではない方だと思うので、そこが一番すごいのであって。そういう風になるというのが一番、選手としても『いつまでも覚えてもらえる選手』というのはなかなかいることではないので。そこは一つ選手として目指すべきものの一つかなとは思いますし、そういう方だなということです。実際にやっているところを見ているわけではないけど、多くの方が知っているのはすごいことだなと思います」

100年の時を超えて「元祖二刀流」と「リアル二刀流」として比較される、ベーブ・ルースと大谷翔平選手。誕生日もベーブ・ルースが1895年2月6日、大谷選手が1994年の7月5日と、100年違いです。

ベーブ・ルースといえば、野球の神様、レジェンド、ホームラン王、メジャーリーグの原点、礎を作った人。野球を知らない人であっても、名前だけは知っている人も多いのではないでしょうか。

◆子どもたちのヒーロー

1922年の夏のこと。試合開始前に観客席にいる12歳くらいの少年がベーブ・ルースに「アクションショットを撮ってもいいですか?」と語り掛けました。

するとベーブ・ルースは満面の笑みで「Sure!(もちろん!)」と回答。少年が写真を撮ったあとにチームメイトにカメラを渡して2ショットを撮り、少年の頭を何度もなでて、心のこもった握手をし、その子はスキップしてスタンドへ戻っていったそう。そのように綴られた資料がアメリカ野球殿堂博物館に残っています。

このエピソードは「SHO TIME AuDee」の1回目でお伝えした、4年前の大谷選手がヤンキースタジアム入りした際、大谷選手に向かってヤンキースのユニホームを着た少年が「オータニ、オータニ」と一生懸命に声をかけて、サインをしてもらったシーンを思い出させます。

真っ直ぐで一生懸命な姿、そして野球を楽しんでいる笑顔、スマートな立ち振る舞い、グラウンドのゴミを拾うといった気遣い、謙虚な姿勢。いつも礼儀正しく、かっこいい。純粋な心を持つヒーロー、大谷選手。ベーブ・ルースの子どもたちに対するエピソードを聞いても、2人は重なって見えます。

◆ベーブ・ルースの夢が大谷選手に繋がる

2021年の大谷選手について「宇宙人?」といった表現をされることもありました。こういった「人間じゃなかったんだ」という表現になっているところも、ベーブ・ルースと共通しています。

大谷選手は凱旋記者会見で「『一番の選手になる』と言っていたが、この4年間で『一番の選手』にどのくらい近づけたのか。足りなかったところは?」という質問に次のように答えました。

「足りなかったと思うところはたくさんあります。ただ、その目標に向けて確実にレベルは上がったかなと思っているので、そこは自信を持って言えるかなと思いますし、何を持って一番なのか? というのは少しあいまいなところではあるので、まあそこがよかったりするんですけど、これからも目指していきたい目標ではあるかなと思います」

100年の時を経て重なりあう2人のスーパーヒーロー。どんなに時代が変わっても、いつまでも変わらないもの、それは野球が大好きな気持ちと野球に対する情熱です。

ベーブ・ルースの夢が大谷翔平選手に繋がっています。ベーブ・ルースが成しえなかったことを大谷翔平選手が実現させていく。ベーブ・ルースの満面の笑みが、大谷翔平選手の後ろに見えるようです。

番組ではベーブ・ルースの遺品を買い取った日本人の話や、大谷選手の会見時の肉声も紹介しています。音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください。

メジャーリーグベースボール・リポーター赤木ひろこのAuDeeスペシャルコラム

<番組概要>

番組名:SHO TIME AuDee

配信日時:金曜 18:00 配信

パーソナリティ:赤木ひろこ(メジャーリーグベースボール・リポーター)

番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000320