女優の西野七瀬が主演するテレビ朝日とABEMAの共同ドラマ『言霊荘』(毎週土曜23:00~)が18日に最終回を迎える。同作は、女性限定アパートに住む住人たちが言霊の呪いに苛まれる姿を描いた美しき禁断のホラードラマ。今回は最終話の見どころや共演者たちとのエピソードはもちろん、西野の“好きな人”や“好きなもの”への謙虚な思い、そして劇中のように同じアパートに住んでいてほしい人を聞いた。

  • 女優の西野七瀬 撮影:宮田浩史

    女優の西野七瀬(撮影:宮田浩史)

■石井杏奈は「お会いしてもっと好きになった」

――今作は、三吉彩花さん、中村ゆりかさん、堀田真由さん、森田望智さん、石井杏奈さん、内田理央さんといった西野さんと同世代の女優さんたちが同じアパートの住人を演じるというキャスティングも大きな話題となりました。女性として素敵だなと特に刺激を受けた方はいらっしゃいますか。

皆さん素敵で刺激をもらっていたのですが……石井杏奈ちゃんは私がやってみたいことが全部できる方で。

――テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』で対談された際にも、石井さんのことを「理想の女性」だと仰っていました。

もともと一方的に好きだったんです。出演されていた映画でのお芝居がすごく素敵で、お顔も好き。声もかわいいし、実際にお会いしてもっと好きになりました! ……という思いは、恥ずかしいので本人には何も伝えていませんが、陰ながら引き続き応援しています。

――こんなに好きなのに、伝えていないのはもったいない気がします!(笑)今後も関係性は続いていきそうでしょうか。

連絡先は皆で交換しましたが、個別のやりとりはそこまでしていなくて。でも共演をきっかけに出会うことができたので、私はそれだけでうれしいです。

■「自分がもしその役だったら」と考えさせられた現場

――それでは、キャストの皆さんから女優として受けた刺激はありますか。

重要なシーンがあると、それぞれがどう演じるのか気になって現場でも注目していました。何度も「こういうふうに表現するんだ」と思わされて刺激になりましたね。同性で同世代という女優さんたちのそれぞれ違う演技を見て、自分がもしその役だったらどう演じていただろうと考えさせられることの多い現場でした。

――共演して印象が変わった方は。

森田望智ちゃんです。お会いしたことがなかったのでどんな方なのかなと思っていたのですが、一番お茶目で一番明るくて、現場でもムードメーカー的な存在でした。

■いつでも「謎解き」ができるアパートを

――『言霊荘』は、そんなメンバーたちが1号室、2号室とそれぞれの部屋に住みながらも、皆で集まるシーンもあり、シェアハウスのような関係性が広がる物語でした。西野さんが同じアパートに住んでいてほしいと思う方はいますか。

同じ乃木坂46のメンバーだった伊藤かりんちゃんです。今も仲が良くて、日帰りで山梨に行ったり、謎解きイベントに行ったり、隙あらばおうちに遊びに行っているので、すぐ会える空間にいてくれたらめちゃくちゃうれしいですね。

――同じアパートに住むことになったら、どんなことをしたいですか。

まず、いつでも謎解きができますよね(笑)。あと、私はたとえばピザを作りたいとか、あれをやりたいとか、したいことがあったりするタイプなのですが、いつも絶対に付き合ってくれるんです。もし同じアパートになっても、今の関係と同じようにいろんなことに付き合ってくれると思います。

――西野さんは「謎解き」が趣味だと公言されています。『言霊荘』のYouTubeでも謎解き企画がありましたが、今後お仕事としてさらに増やしていきたいという思いは。

謎解きのお仕事は本当にうれしいです。でもあまり自分から声を大にして「これが好きだ」と言わないように心がけてはいます。

――石井さんへの思いと同じで、胸に秘めるタイプなんですね。

好きなことほど「自分よりもっと好きな人がいるかもしれない」とか、そんなレベルの自分が好きなことでお仕事をさせていただくのはおこがましいと考えてしまうんです。だからあくまでひっそりと好きでいるという気持ちです。