全国に店舗展開する喫茶店チェーン「珈琲館」・「珈琲館蔵」は、男女問わず幅広い世代から愛される定番スイーツ「プリン」の味わいにこだわった「プリンオレ」2種類を12月2日より発売。同時にトッピングでプリン風にアレンジした「トラディショナル・ホットケーキ」の販売を開始する。
今回は新商品の発売に先駆け、11月25日に実施された試食会イベントに参加。寒い季節にぴったりの濃厚で贅沢な味わいを堪能した。
■2層仕立ての濃厚な"飲むスイーツ"
1970年に創業した「珈琲館」は、北は北海道から南は大分県まで全国に直営とフランチャイズを合わせて206店舗を展開する喫茶店チェーン。現在は枯山水の庭園を眺めながらくつろげる蔵づくりの郊外型ブランド「珈琲館 蔵」7店舗も展開している。
そんな「珈琲館」と「珈琲館 蔵」ではこの冬、喫茶店でも定番人気を誇るスイーツであるプリンをテーマにした期間限定商品を展開する。
2種類の『プリンオレ』からは、ほんのりビターで大人な味わいの「ほろにがコーヒープリンオレ」(店内飲食 660円 / テイクアウト 540円)と、ミルキーでどこか懐かしい味わいの「いちごみるくプリンオレ」(店内飲食 660 / テイクアウト 540円)の2種類がラインアップした。
「ほろにがコーヒープリンオレ」には珈琲館を代表する「炭火珈琲」を使用したカフェオレを、「いちごみるくプリンオレ」にはどこか懐かしさを感じられるミルキーな「いちごみるく」を使用している。それぞれふんわりまろやかなカスタードプリンをトッピングした2層仕立てになっており、ビジュアル的にも冬にぴったりな色合いのドリンクに仕上げられていた。
「珈琲館」の主なユーザー層である40代から60代の男女とのことだが、これまで「珈琲館」にあまり足を運んだことがない人にも、来店してもらうきっかけになりそうな商品だ。
実際に口にしてみると、「いちごみるくプリンオレ」はいちごの程よい甘酸っぱさ、バニラの風味が豊かなカスタードの濃厚な甘みやまろやかさが、絶妙にあわさっているのが特徴的な一杯。いちごピューレのつぶつぶとした食感も楽しく、隠し味としてカラメルソースも入っているため、ミルキーな味わいのなかにもほんのりとコクが感じられる。ミルク本来の甘さとクリーミーさが感じられる優しい後味も印象的だ。
一方、苦みと甘さのバランスが大人の味わいを醸し出している「ほろにがコーヒープリンオレ」。マイルドなミルク感溢れるカフェオレには、濃厚感と深みのある香りが特徴的な「炭火珈琲」のコクやキレも存分に楽しめる。比較的、甘すぎるドリンクが苦手という人でも楽しめそうだ。炭火特有の香ばしさとカスタードクリームもよくマッチしていた。
どちらもバニラビーンズの香りが豊かなカスタードクリームを混ぜることで、味わいが変化する仕立て。まるでなめらかなプリンを飲んでいるかのようで、上品な甘さが身も心もあたためてくれそうなメニューだ。
■「トラディショナル・ホットケーキ」をプリン風にアレンジ
今年の秋にサツマイモをテーマにしたフェアを実施していた「珈琲館」だが、担当者によると、その際に商品化された"飲むスイートポテト"が好評だったらしく、それが今回の「プリンオレ」の着想や開発の背景になっているという。
「トラディショナル・ホットケーキ カラメル&カスタード」(2枚 680円 / 1枚 570円)は、カスタードクリーム、ホイップクリーム、カラメルソースのトッピングをすることで、ホットケーキをプリン風の味わいにアレンジ。ホイップクリームの上には喫茶店のプリンには欠かせないチェリーも載せている。
銅板を使って手焼きで一枚一枚提供される「トラディショナル・ホットケーキ」は、「珈琲館」でも不動の人気を誇るメニューだ。控えめな甘さの生地はさっくりとした香ばしい食感の焼き目で、中はふんわりしっとりとした仕上がりで、するすると胃に落ちていく。
2枚だとなかなかのボリュームだが、「珈琲館」の「炭火珈琲」(530円)との相性も抜群で、ぺろりと食べてしまった。
いずれの期間限定メニューも、来年2月20日までの販売を予定している。