やなぎばころんが語るコスプレ半生「セクシーなコスプレに寛容になった今は面白い」

“2.5次元モデル”として話題を呼んでいる「あまつまりな」のマネージャーを務める傍ら、コスプレイヤーとして同人写真集などをリリースする活動をするやなぎばころん。今回、コスプレを始めたきっかけや意外な過去、そしてマネージャーとしての仕事についてお話を聞いた。

(前中後編の前編)

【写真】あまつまりなのマネージャーとしても話題・やなぎばころんの撮り下ろしカット

──オタク文化に興味を持ったのはいつ頃ですか?

やなぎば 小学生のときにテレビでメイド喫茶を特集した番組を見てオタク文化を知ったんです。それでメイドに憧れを持つようになったのと、父親に初音ミクの存在を教えてもらって。そこから秋葉原の文化にも興味を持つようになりました。

──娘に初音ミクを教えるお父さんもすごいですね。

やなぎば 父親は電子系のお仕事をしているので、秋葉原と縁があって、電気街でパーツを買ってパソコンを組むような人なんです。なので初音ミクが好きという訳ではなく、「こういう製品が出たんだよ」みたいな感じで、初音ミクを使ったコンテンツを見る方法を教えてもらいました。

──小学生でネットもチェックしていたんですか?

やなぎば 父親から使わなくなったパソコンを譲り受けていたので、小学生高学年の頃からネットは見ていましたし、パソコンをいじっている時間も長かったです。習い事を幾つかやっていたので、携帯電話も持たせてもらっていて、電子系に触れる機会は多かったですね。

──ネットを制限する親もいますよね。

やなぎば うちは好きにさせてくれました。ずっとネットをやっていると、美少女ゲームなんかにもたどり着くじゃないですか。それに関しても、特に何も言われなかったですね。私がそういうのを好きだというのも知っていたっぽいので、見て見ぬふりをしてくれていたのかな。

──実際に美少女ゲームを買っていたんですか?

やなぎば 中学生の頃から買っていました。初めて買った美少女ゲームがKeyの『AIR』だったんですけど、レジに持って行くのが恥ずかしくて、父親に買って来てもらったんです(笑)。

──お父さんはどういう内容か知っていたんですか?

やなぎば たぶん知っていたと思います。父親もゲーマーなんですけど、「ふーん」って感じでした(笑)。

──両親は、オタクという訳ではないんですか?

やなぎば 恐らくそうだと思います。母親もオタクで、『銀河鉄道999』を追いかけていたんですよ。DVDの発売日に、朝起きたら母親がいなくて、父親に聞いたら「並びに行ったよ」って。「え? 並ぶほど好きだったの」みたいに思ったのを覚えています。まあ母親は「自分はオタクではない」と言い張って認めてくれないんですけど(笑)。

──学校ではどんなタイプでしたか。

やなぎば 小学生の頃から、わりと目立つタイプで、進んで応援団長をやったりしていました。目立ちたがり屋だったと思います。

──子どもの頃から目立ちたがり屋というタイプは、コスプレイヤーの方では珍しいですね。

やなぎば そうかもしれないですね。コスプレイヤーの人と学校の話をすると、「私はそういう目立つことを遠くから見ていたタイプ」みたいな答えで、かみ合わないことが多いです。そうやって普通に学生生活を楽しく過ごす一方で、みんなには内緒でコスプレをしていました。

──学生時代にコスプレ活動を始めたんですか?

やなぎば 高校生になってバイトができるようになってからは、お金を貯めて、コスプレ衣装を買っていました。それを見た親は「ちょっとなぁ……」みたいな反応で、いまだにコスプレには抵抗があるって言われます。実は私が今コスプレをお仕事にしているのも話していないんです。芸名も知らないですし、マネジメント方面の話だけしています。たまに「自分でもコスプレをやっているんだけど」って言うと、ちょっと嫌な顔をされます(笑)。

──コスプレをするときには、どんなこだわりを持っていますか?

やなぎば なるべくペラペラの衣装は着ない。見返したときに、自分自身でダサいと思わない、ですね。納得のいった衣装を着た写真だけを世の中に出しています。

──やなぎばさんがコスプレ活動を始めた頃から比べると、様々な雑誌でコスプレイヤーが表紙を飾っている現状は、どのように映っていますか?

やなぎば 面白いなと思います。昔はコスプレイヤーがセクシーな格好をすると、すごく叩かれる対象だったんです。私もパンチラしただけで叩かれましたからね。それに比べたら、セクシーなコスプレイヤーが多くの人の目に留まって、いやらしいものではないという感覚になって、寛容でいい時代になりました。

【中編はこちら】TVディレクターとして芸能人の不倫会見へ…コスプレイヤー・やなぎばころんの意外すぎる過去

▽やなぎばころん

少女のようなルックスと、むっちりとした柔肌のギャップが魅力的なコスプレイヤー。普段は2.5次元モデル・あまつまりなのマネージャーを務める。また、こだわりの詰まった同人写真集は必見!