コスプレイヤー・やなぎばころんがあまつまりなマネージャーになったワケ「月給制の正社員です」

“2.5次元モデル”として話題を呼んでいる「あまつまりな」のマネージャーを務める傍ら、コスプレイヤーとして同人写真集などをリリースする活動をするやなぎばころん。今回、コスプレを始めたきっかけや意外な過去、そしてマネージャーとしての仕事についてお話を聞いた。

(前中後編の後編)

【写真】自身もコスプレイヤーとして活躍・やなぎばころんの私服ショット

──現在、スタニングアーツに所属してモデルとマネージャーを兼任していますが、どういう経緯でマネージャーをやることになったんですか。

やなぎば 制作会社を辞めて、事務の仕事をしているときに、昔からモデル友達だったあまつ様(あまつまりな)と頻繁に会うようになったんです。そんなときにお仕事を通じて知り合った方から、グラビアでいい子がいないか聞かれたので、「SNSで14万人もフォロワーがいる女の子がいます」とあまつ様の名前を出したんです。今は60万人以上フォロワーがいますけど、当時はグラビアもやっていなかったので14万人ってすごいことなんですよ。それを、あまつ様に伝えたら、「前からグラビアをやってみたかった」ということだったので紹介したら、すぐに『FLASH』の袋とじグラビアが決まって。それをきっかけに、いろいろなところからお声がかかるようになったんです。そのやり取りを私がしていたので、「私、マネージャーみたいだね?」ってあまつ様に言ったら、「そうかも!」ってことでマネージャーになりました(笑)。

──友達の延長みたいな感じでマネージャーになったんですね。

やなぎば そうなんです。とみこ(スタニングアーツ所属)も、もともとはコスプレ友達でしたからね。私自身、なるべくマネージャー感がないようにしています。必要以上に怒ったり、厳しくしない方が、2人も悩みを相談しやすいと思うんですよね。なので、なるべく「同じ立場だよ」ってことを意識するようにしています。あと、あまつ様はおしゃべりが苦手なタイプなので、言葉に詰まったときは私が代弁するんです。友達だから知っていることも多いですし、あまつ様も「友達が現場に来てくれているから安心して仕事ができる」と言ってくれています。

──コスプレイヤーとしてやなぎばさんを知った方は、あまつ様のマネージャ―と知って驚くんじゃないですか?

やなぎば マネージャーの方は苗字を漢字表記にしているので、メールでやり取りをしているときは同一人物と思わないみたいで、現場に行って自己紹介をしたときに「やっぱそうですよね!」と言われます(笑)。あと名前を貸しているだけと思っている人も多いので、「本当にマネージャーなんですね」とよく驚かれます。

──スタニングアーツには、どういう経緯で所属したんですか?

やなぎば あまつ様が忙しくなって、私だけではお金の管理までするのが難しくなったんです。自分の活動もありますしね。そのときに相談したのが、あまつ様がモデルのお仕事をしていたアパレル会社のパルフェットで、友達みたいな感じで仲良くさせてもらっていたんです。そしたら「うちの会社にタレント部署を作って、2人で運営をして頑張れば?」と言ってくれて、正社員として雇用してくれました。最初はお金の管理だけだったんですけど、今はマネジメントにも介入してもらって、キャスティングのやり取りとか、私が行けない現場の付き添いもしてくれていて、とても感謝しています。

──会社から仕事のノルマはなかったんですか?

やなぎば ノルマというお話ではなく、月給分はしっかり働く……という感じですね。

──あまり聞かない雇用形態ですよね。

やなぎば かなり特殊だと思いますし、自由にやらせてもらっています。

──スタニングアーツを立ち上げるときに具体的なビジョンはあったんですか?

やなぎば なかったです。自分がグラビアに出ることもないと思っていましたし、まずはマネージャー業を中心に目の前のことをやろうという感じで始まりました。営業活動も全くしなかったんですよ。『ヤングアニマル』さんが1年間を通してあまつ様を掲載してくれた上、ちょうど電子書籍も始めるということで、それにも出していただいたのもあって、待っているだけで、たくさんお仕事が入っている状態でした。今は1年半前にグラビアコーディネーターの方に入ってもらったので、あまつ様のグラビア関連のお仕事を面倒見てもらって、営業もしてくださっています。

──マネージャーとして見て、あまつ様ととみこさんのすごいところはどこだと分析しますか?

やなぎば あまつ様は“2.5次元モデル”と謳ってグラビア活動をしていますが、もともとグラビアへの思い入れが強くて、一貫して女の子にもいいと思ってもらえるセクシーな写真にこだわっているので、それが他にはない個性になっていると思います。とみこはファンの方が好きなものを分かっていて、期待を裏切らない写真を定期的に投稿しているので、プロデュース力が高いなと思います。2人に共通するのは、しっかりと自分を持っていることですね。

──やなぎばさん自身もグラビアを始めたのは、どういうきっかけだったんですか?

やなぎば あまつ様が『ヤングアニマル』さんでお世話になっていく中で、「やなぎばさんも出てくださいよ」って言っていただいて、誌面に2回ほど出させていただきました。そのおかげで多くの方に名前を知ってもらえました。

──もっと自分もグラビアを飾りたいという気持ちはあるんですか?

やなぎば 積極的にやりたいって気持ちはなくて、お仕事をいただけるのであればって感じです。あくまで、あまつ様のマネージャーという気持ちがあるので、あまり私が表立って活動するのはどうかなという葛藤は今もあります。

──その一方で、ご自身のコスプレ写真集を同人誌で何冊も出していますが、完成度が高いですよね。

やなぎば あまつ様の現場に行ってグラビアの組み方や写真を勉強させていただきました。それで私も同じような写真を並べているだけの同人誌よりも、ちゃんとした写真集のクオリティで作りたいなと思って、写真のセレクトはもちろん、レタッチや編集も自分でやっています。

──今後、事務所を大きくしていきたい気持ちはあるんですか?

やなぎば 新しい部署を作る気も現状はないですし、これ以上モデルさんを増やす気持ちもないんです。3人が個々で好きなことをして、休みたいときは休んでいいという今の状態がベストですね。

【前編はこちら】やなぎばころんが語るコスプレ半生「セクシーなコスプレに寛容になった今は面白い」

▽やなぎばころん

少女のようなルックスと、むっちりとした柔肌のギャップが魅力的なコスプレイヤー。普段は2.5次元モデル・あまつまりなのマネージャーを務める。また、こだわりの詰まった同人写真集は必見!