インターネットリサーチ企業GMOリサーチと東芝グループでデータ流通・分析サービスを展開する東芝データの両社は11月29日、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート」の購買情報を活用した購買動向分析を行うサービスの提供で協業開始を発表した。

  • GMOリサーチと東芝データ協業(同社資料より)

    GMOリサーチと東芝データ協業(同社資料より)

電子レシートサービス「スマートレシート」(公式Webサイト)

電子レシートサービス「スマートレシート」(公式Webサイト)

GMOリサーチは、インターネットリサーチのベースとなる国内最大級の調査パネル「JAPAN Cloud Panel」を運営しており、2360万人におよぶモニターアンケートネットワークを活用し、世界中の顧客を対象に調査サービスを展開している。今回、東芝データと協業することで東芝グループが展開する電子レシートサービス「スマートレシート」の購買場所、対象商品、購買額などの詳細情報を活用することで、購入情報を起点とした商品の購買動向や動機などをより詳細に調査できるようになる。

「JAPAN Cloud Panel」(公式Webサイト)

「JAPAN Cloud Panel」(公式Webサイト)

東芝データは、POSシステムで収集したデータをマーケティングやプロモーション、商品開発用に提供するサービスを展開しており、東芝グループの東芝テックが開発・運営する電子レシートサービス「スマートレシート」とも連携しデータの提供を行っている。今回の連携により同社は、「JAPAN Cloud Panel」で購入者アンケートを実施、POSデータ以外の購入動機などの情報を分析し、ポイントやクーポンの効果的な配布などが可能になる。「JAPAN Cloud Panel」と「スマートレシート」を使った購入者アンケートは、回答者の同意を得た上で実施され、協業で得られた情報は、GMOリサーチより販売される予定。