日本シリーズ第2戦、完封した高橋(左)をリードしたヤクルト・中村悠平(中央)

【日本シリーズ第6戦】

● オリックス 1 - 2 ヤクルト ○

<11月27日 ほっと神戸>

 オリックスとヤクルトによる「SMBC日本シリーズ2021」第6戦が行われ、延長12回の熱戦を制したヤクルトが対戦成績を4勝2敗とし、20年ぶり6度目となる日本一を決めた。MVPには中村悠平捕手(31)が選ばれた。

 ヤクルトは1-1の同点で迎えた延長12回、二死から1番・塩見が左前打で出塁すると、相手のバッテリーミスの間に二塁へ進塁。ここで代打の切り札・川端が左前にポトリと落ちる適時打を放ち、二走・塩見が決勝ホームに滑り込んだ。

 投手陣は先発の高梨が5回途中1失点と試合を作り、以降はスアレス、清水、田口、マクガフが無失点リレー。最後はマクガフが3回無失点のロングリリーフで締めた。

 近年、稀にみる接戦続きのシリーズを制し20年ぶりの日本一。セ・リーグ勢の日本シリーズ制覇は、巨人が日本ハムを4勝2敗で下した2012年以来、9年ぶりとなった。

 MVPは全試合マスクを被り、打撃でも打率.318、3打点をマークした中村が受賞。投手陣をまとめ上げた司令塔は「毎試合しんどくて、オリックスも良いチームだったので精魂尽き果てました」と安堵の表情。「とにかくチームが勝てばいいと思っていた。投手を信用して、良いところを引き出そうとリードした。ピッチャー陣にも感謝です。ありがとう!」と声を張り上げた。

 改めて今シーズンの戦いを振り返り「最下位からの出発でしたし、チャレンジャーとして1戦1戦、頑張って行こうと言ってやってきた。最高の結果で締めくくれてよかったです。また来年も、日本一になれるように一から頑張って行きますのでよろしくお願いします」と、最後は涙を浮かべながらファンの応援に感謝した。