NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11月24日、企業向けグローバルネットワークサービスのオプションとして、セキュアなリモートアクセスを実現する「ZTNA」、インターネット接続のセキュリティを提供する「SIG」、クラウド通信のアクセス管理・制御をする「CASB」を同日より順次提供開始することを発表した。

  • ネットワーク、セキュリティをグローバルで一元管理が可能に

    ネットワーク、セキュリティをグローバルで一元管理が可能に

SASEの中核的機能である「ZTNA」「SIG」「CASB」を190以上の国と地域で利用できる。各機能はポータルサイトからオンデマンドで一元的に管理できるため、グローバルでセキュリティポリシーの統一が可能となり、セキュリティホール経由のマルウェア感染を防ぐという。NTT Comのグローバルネットワークサービスと組み合わせて利用することで、複雑化したネットワークの最適化やセキュリティポリシーおよびネットワークの一元管理を実現し、クラウドやリモートアクセスの安心・安全な利用が可能となる。

同機能群に加え、国や地域ごとの通信事情や顧客の通信特性に応じ最適な回線やネットワーク機器を一元的に調達・構築。顧客が各国ごとに現地キャリアから回線調達をする必要がなく、稼働の削減に貢献するとしている。また、回線から同機能群まで、End-to-Endで保守・運用を行うことで、顧客の運用負荷低減や、故障原因切り分けの長期化を防ぐということだ。

今後、専門的な知識を必要とするセキュリティアーキテクチャや、パラメータの設計などを支援する「導入支援サービス」を2022年度中に提供予定だということだ。