2021年第3四半期の半導体市場は前年同期比27.6％増で過去最高を更新、SIA

Semiconductor Industry Association(SIA)によると、2021年第3四半期(7～9月期)の半導体市場は、前年同期比27.6％増、前四半期比7.4％増の1448億ドルとなり、四半期ベースとしての売上高記録を更新したという。

また、2021年9月の半導体市場(3か月移動平均)も前年同月比27.6％増、前月比2.2％増の483億ドルとなり、こちらも月別売上高としては過去最高を更新したという。

半導体市場の売上高推移 (出所:SIA/WSTS)

SIAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるJohn Neuffer氏は、「半導体の販売額は2021年第3四半期、9月度ともに過去最高を記録した。これは世界の半導体需要が高く続いていることを示しており、半導体業界は、こうした需要を満たすために生産量を高める努力を続けている」と述べている。

また、国・地域別売上高については、「米州での販売が他地域を先導し、前月比および前年同月比の両方で他のどの地域市場よりも増加した」と述べている。具体的には、米州が前年同月比33.5％増、前月比3.9％増、欧州が前年同月比32.3％増、前月比2.0％増、アジア太平洋/その他の地域が前年同月比27.2％増、前月比1.9％増、日本が前年同月比24．5％増、前月比2.0％増、中国が前年同月比24．0％増、前月比1.5％増と、米州のみならずすべての国・地域で前年同月比ならびに前月比ともにプラス成長を記録している。