11月15日をもってアイドルグループ・アンジュルムから卒業する笠原桃奈が、同日にフォトブック『Dear sister』(オデッセー出版 2,800円/112ページ B5変形)を発売することがわかった。

笠原桃奈フォトブック『Dear sister』

同作は、鎌倉から葉山、逗子、東京湾などのベイエリアを中心に撮影され、当時17歳だった笠原の等身大の姿を親密なポートレートで切り取った。また、今回の企画を立ち上げたのは、アンジュルムの大ファンであることを公言し、『アンジュルムック』(集英社)でもダブル編集長を務めた女優の蒼井優と菊池亜希子。「彼女の今を写真という形として残したい、それが私たちの使命だと思った」と語り、コンセプト決めから衣装選び、撮影のディレクション、構成まで制作に関する全ての工程に参加している。

写真家・高橋ヨーコ氏が撮影を手掛け、ヘアメイクは茅根裕己氏、アートディレクターはグラフィック・デザイナーの大島依提亜氏が担当した。

コメントは以下の通り。

■笠原桃奈
私にとって、宝物のような一冊ができました。沢山の愛を感じながら、素敵なチームの皆さんと作りました!十七歳の夏に撮って頂けてとても嬉しかったし、より特別なものに感じます。『Dear sister』は、編集長の蒼井優さん菊池亜希子さんから私へ、そして私からメンバーへ、家族へ、この本を手に取ってくださるあなたへ、あなたから私へというメッセージが込められています。あなたにとっても、この本が宝物のような一冊になりま すように!

■蒼井優
普遍さを大切にするのと同時に、言葉ではなかな表せない笠原さんのオリジナルな魅力を捉えたかったので、写真は高橋ヨーコさん、メイクは茅根裕己さん、デザインは大島依提亜さんにお願いしました。おこがましいかもしれませんが、私としては、10年後も20年後もその先も、笠原さんの背中を少しだけ押すことができるような本を目指しました。私自身、10代20代にそのような本を作っていただき、その経験を含めお守りのような気がしているからです。ご覧になった方が、気づいたら微笑んでしまっているような本になっていれば嬉しいです。

■菊池亜希子
“笠原桃奈”というひとりの女の子の今を、無理のない自然な形で、呼吸するかのようにナチュラルに写真に収めたいと思いました。まっさらで、何にも染まっていないニュートラルな状態の彼女は、圧倒的にアンニュイで、だけど笑うとふにゃふにゃと柔らかく、ゴールデンレトリバーの赤ちゃんみたいで、出会ったすべての人の心をほぐし笑顔にする。そして今回は写真集そのものが存在としてかわいく、抱きしめたくなるぐらい愛おしく、手に取った人に勇気を与えるような、そして彼女自身の背中を押すような、可愛くてパワー漲るものを目指しました。ひとりの少女の肖像であると同時に、すべての乙女のバイブル的な存在になり得るような、そんな写真集を形作ることができたら、それはひとつのささやかで勇気ある乙女の革命である、と密かに思っています。