NGT48荻野由佳が語る卒業への思い「アイドルとしてやり残したことはありません」

今年7月にNGT48からの卒業を発表し10月30日に新潟・朱鷺メッセで卒業コンサートを行う荻野由佳。ファースト写真集『これからの足跡』が発売され、これから1人のタレントとして前進していく。そんな彼女に、約6年半のアイドル人生を振り返ってもらった。

【写真】NGT48から卒業する荻野由佳【6点】

――今年7月に卒業を発表しましたね。

荻野 活動をしていくなかで、後輩のメンバーが懸命に頑張っている姿を見る機会が増えました。シングル『シャーベットピンク』では藤崎未夢ちゃんが、最新シングル『Awesome』では小越春花ちゃんがセンターに立っています。センターだけじゃなく、1期生よりも2期生が前に立つこともあります。そんな今、「卒業するにはいいタイミングかも」と感じました。

もうひとつの理由は両親からの言葉です。以前は、私が卒業を考えていたとしても、「もうちょっと頑張りなさい」と言ってくれていたのに、去年の秋か冬には、「もうじゅうぶん頑張ったよね」と言われるようになりました。両親は、娘がアイドルをしている姿を見るのが大好きだったんです。私もその思いに応えたくて活動を続けてきました。でも、その両親が「もうじゅうぶん頑張ったよね」と言ってくれたことで心が楽になりました。後輩も頑張っているし、1期生のみんなも先輩らしく振る舞っている。私もアイドルとして目標としていたことはほとんど叶えることができました。そろそろかなって、自然と思うようになりました。

――自身の年齢(現在22歳)は関係していますか?

荻野 私は、年齢のことはあまり気にしていなくて。ゆきりん(柏木由紀)さんみたいに、アイドルは30歳になって続けてもいいと思っています。

――誰かに相談はしましたか?

荻野 西潟茉莉奈ちゃんには1年以上前から相談していました。中井りかちゃんには卒業発表をする少し前にカレーを食べながら、卒業発表の報告をしました。

でも、発表の当日、メンバーには勘づかれていました。私は気合いを入れる時にポニーテールをするんですけど、その日も公演前にポニーテールをしようとしていました。でも、衣装の帽子をうまくかぶれないから、途中で三つあみに変えたんです。そんな時に後輩の佐藤海里ちゃんがやって来て、「今日、嫌な発表しないですよね? なんかそんな予感がするんです」と聞いてきました。すると、横にいた三村妃乃ちゃんが「大丈夫。今日のゆかさんはポニーテールじゃないから何も発表しないはずだよ」って。後輩には匂わせていないのに、よく分かるなってビックリしました。

――発表の瞬間は緊張しましたか?

荻野 しました! 「私、荻野由佳は~」と発表したんですけど、公演が終わってから山田野絵ちゃんに、「唇がめっちゃ震えてたよ」と言われて。選抜総選挙のスピーチよりも緊張しました。卒業発表って1回しかできませんから。

――約6年半のアイドル人生でしたが、締めくくりとして卒業コンサート(10月30日@新潟県・朱鷺メッセ)が決まりました。

荻野 決めてくださったスタッフさんには、頭が上がりません。NGT48 にとって朱鷺メッセは目標の場所です。3年前、北原里英さんが卒業コンサートをしてからは立つ機会がありませんでした。2期生はその経験もないから、先輩として彼女たちにも立たせてあげたいと思っていました。決まったことでメンバー一同喜んでいます。

――セットリストは?

荻野 私と演出家さんとで考えました。思い出を詰めたブロック、メッセージを込めたブロック……“今までの私”を表したコンサートになると思います。

――今月5日にはファースト写真集も発売されました。

荻野 東京と新潟で撮りました。新潟での撮影場所は、私が行ってみたいと提案させていただいたところになりました。新潟で通っているお寿司屋さん、ずっと行きたかった温泉にも行けたし、新潟らしく雪まみれになって撮ることもできました。もうやり残したことはありません(笑)。

――アイドルになる前に憧れていたことがすべて叶ったのでは?

荻野 叶えてくださったのは、ファンの方々の力が大きいです。選抜総選挙で選抜入りできたのは、完全にファンの方のパワーによるものです。選抜で過ごした時間は夢のようでした。テレビで見ていた先輩方と連絡先を交換できるようになるとは、想像もしていませんでした。

――一番楽しかった思い出は?

荻野 NGT48の合宿です! お披露目の前に10日間の合宿があって、初期メンバーと毎日朝から晩までレッスンを積んでいました。そんな毎日を送っていると精神的に張りつめてくるじゃないですか。お披露目の前日か前々日、スタッフさんに言われるままバスに乗せられて。体力作りのために山で走らされるのかななんて思っていたら、バスは海辺に到着。「はい、みんなでバーベキューです!」って言われて、みんな大喜びです。そこでみんなと打ち解けることができました。後ろ姿で手を上げてVサインしている、青春っぽい写真を撮ったりして。鮮明な記憶として残っています。

 

あとは、総選挙かな。ベッドの近くに総選挙のトロフィーを飾っているので、よくトロフィーと目が合うんです。「総選挙がなかったら、あれもできなかった。これもできなかったな」なんて思い出します。

――今のグループの状態は?

荻野 先輩と後輩の間で変な遠慮や距離がなくなりました。休みの日は2期生が1期生を誘って、遊ぶこともありますし、タメ口で話してくれる子もいます。私もそれを望んでいるので、嬉しいです。

――卒業後にしたいことは?

荻野 来るものを拒まず、何にでも挑戦したいです。今まで避けてきたお芝居もやってみたいですね。最近、同じホリプロの久保田磨希さんに演技レッスンを受けているので、いっぱい教えていただきたいです。

――卒業を前に、ファンの人に伝えたいことは?

荻野 「ありがとう」って伝えたいです。たくさんいるメンバーのなかから私を選んで、推してくれてありがとうって。心配かけたこともあるけど、私の活動は皆さんがいなかったら成り立ちませんでした。私のことを孫とか娘みたいに見てくれるんです。応援してくださるのが皆さんでよかったです。これからもよろしくお願いしますね!

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