【総務省】金子新大臣が災害対策や東京一極集中是正に意欲

岸田内閣が発足し、総務相には金子恭之氏が就任した。金子氏は初入閣。就任記者会見では「地方行財政、消防、情報通信、統計など国民生活に広く関わりのある責任が重いポスト。日々緊張感を持って職務に臨みたい」と述べた。

 金子氏が特に力を入れたい分野に挙げたのが災害対策。昨年の7月豪雨では、自らの選挙区である熊本県人吉市などが大きな被害を受け、「防災・減災対策、被災自治体の財政運営支援、職員の応援派遣などに積極的に取り組む」と強調した。

 人口減少対策や東京一極集中の是正にも熱意を見せた。地域おこし協力隊の隊員数拡大やテレワークの導入支援、光ファイバーの基盤整備などを推進し、都市と地方の格差を縮める取り組みに力を入れる方針を示した。

 岸田文雄首相は、「デジタル田園都市国家構想」を掲げる。最先端のデジタル技術を駆使して地方の魅力や生活水準を向上させ、人を呼び込むという考え。

 岸田氏が自民党政調会長を務めた際に政調会長代理として支えた金子氏は「私も総理と同じような思いでこれまで政治に取り組んできた。地方の活性化に対する(私の)強い思いを受け止めていただいて、重要な省の大臣に抜てきをしていただいたと思う」と語った。

 新型コロナウイルス禍で地方への移住の関心が高まり、テレワークも広がりを見せている。金子氏は「地方回帰をしっかりサポートしたい。ピンチをチャンスに変える」と力を込めた。

 一方、約1年で総務省を去った武田良太前総務相は、新旧大臣交代式で幹部職員らにあいさつ。「文春砲」で発覚した放送・情報通信の幹部らの接待問題を念頭に、「懸命に積み上げてきた実績も、ささいなことですべて無駄になってしまうことをよく認識して今後も頑張っていきただきたい」と語った。

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