Amazon、「Kindle ダイレクト・パブリッシング」で紙書籍の出版が可能に 誰でも手軽に紙書籍を販売できる

Amazonは10月19日、個人著者が「Kindleストア」に本を出版できるサービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング」において、紙書籍での出版サービスを開始した。個人著者に紙書籍で読者へ作品を届ける機会を提供するとともに、購入する読者の利便性向上を図った。

「Kindle ダイレクト・パブリッシング」は、個人著者が「Kindleストア」に本を出版できるサービス。今回の紙書籍での出版サービス開始により、著者は電子書籍に加えて紙書籍での出版も選択可能になり、マンガを含むすべてのジャンルの電子書籍と紙書籍を初期費用なしで出版することができる。これによりさらに多くの読者に作品を届けることが可能になった。出版された紙書籍は、日本の他、英国、オーストラリア、カナダ、米国、ヨーロッパの「Amazon」で購入可能となる。

紙書籍出版のおおまかな流れは、「Kindle ダイレクト・パブリッシング」のアカウントを取得し、本のタイトルや著者名、ジャンル、内容紹介など読者に向けた情報の入力、原稿と表紙をPDFファイルで作成、本の販売地域と希望小売価格を決定となる。

「Kindle ダイレクト・パブリッシング」における紙書籍出版では、注文に応じて印刷を行うため、著者が在庫を抱える必要がない。販売価格は著者自身で設定でき、紙書籍で60%、電子書籍で最大70%のロイヤリティを受け取ることができるが、紙書籍の場合はロイヤリティから印刷費が差し引かれる。

また、今回の取り組みにより読者は、作品数の選択肢が増えることにより、新しい著者や作品との出会いを得ることができる。ライフスタイルやニーズに合わせ、電子形式もしくは紙形式を選ぶことができ、さらに便利に利用が可能となった。

個人著者への紙書籍出版サービス提供にあたり、アマゾンジャパン 書籍事業本部 ジェネラルマネージャー エイミー・ワース氏は、「本サービスの発表により、日本の著者の皆様が紙書籍にて多くの読者に作品をお届けできるようになること、また読者の皆様がより多くの作品をお楽しみいただけるようになることを大変嬉しく思っています。著者の皆様の素晴らしい作品を通じて、著者と読者の皆様が出会う機会が増えることを楽しみにしています」とコメントした。