俳優の草なぎ剛が14日、都内で行われたウォルト・ディズニー・カンパニー「APACコンテンツ・ショーケース」に出席した。

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同イベントでは、ディズニーが展開する動画配信サービス「Disney+」(ディズニープラス)で配信されるラインアップを発表。APEC(アジア太平洋地域)で制作される18のオリジナル作品を含む20作以上の新しいコンテンツがお披露目された。

その一つが、ドラマ『拾われた男 Lost Man Found』(全10話)。同作は、松尾諭が自らの波乱万丈の俳優道を描いたエッセイ『拾われた男』を原作とするヒューマン・コメディで、一枚の航空券を拾ったことから始まる予測不可能な俳優としての道のり、運命的な恋人との出会い、そして兄を救うためのアメリカへの救出劇などが描かれる。

この日のイベントには、原作者の松尾諭、主演の仲野太賀、共演の草なぎ剛、伊藤沙莉が出席。主人公の兄を演じる草なぎは「松尾先生から役をいただきまして、ありがたい限りです。本を読ませてもらったんですけど、グッとくるところがあるので、松尾先生に怒られないように頑張りたいと思います」とあいさつした。

また、タイトルにちなみ、人生で拾われたと思った経験を聞かれると、「何にしましょうか。たくさん拾われているので」と少し考え、「作品や役に拾われているなと思う。タイミングタイミング、自分の人生のターニングポイントになるような気がしていて、今回もお兄ちゃんの役に拾われているのかなと思ったりもします」と語った。

ここからガラリと話を変え、「愛犬のクルミちゃんがいるんですけど、散歩していて思ったことが……」と切り出すと会場から笑いが。草なぎは「いつも僕の前を歩いていて、どっちがリーダーなのかなと思っていて、うちの愛犬の瞳を見つめ、まっすぐな目で見つめられると心を見透かされているような気がして、僕は飼い主で(クルミを)迎え入れたんだけど、逆に僕がクルミちゃんに拾われたのかな、真面目に生きないとなと思ったりもします」と話した。