ベネッセホールディングスは10月8日、「将来子どもを望む女性の意識調査」の結果を発表した。調査は3月5日~8日、将来子どもを望む20~39才の女性500名(未婚200名、既婚300名)と、第1子妊娠中の16~49才の既婚女性500名を対象にインターネットで行われた。

  • 理想の第1子出産年齢

    理想の第1子出産年齢

厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計の概況」によると、令和元年の第1子出生時の母の平均年齢は「30.7歳」。そこで、調査対象者に対し理想とする第1子出産年齢を聞いたところ、子供のいない既婚者は平均「30.45歳」、子供のいない未婚者は「30.06歳」、第1子妊娠中の女性は「29.69歳」と、どのグループも30歳前後に出産したいと考えていることが判明。理想の子どもの人数については、全体の約6割が「2人」と回答した。

  • 子どもを欲しいと思うきっかけ

    子どもを欲しいと思うきっかけ

続いて、子どもを欲しいと思うきっかけを教えてもらったところ、各グループ共通して「家族や友人などの身近な人が子どもを持って幸せそうな時」「家族や友人などの身近な人が妊娠・出産した時」「街で赤ちゃんや子ども、幸せそうな家族を見た時」が上位となったほか、「出産年齢のリミット」も高かった。

また、既婚・妊娠中グループでは「結婚を決めた時」「パートナーが子どもを持つことに積極的な時」もきっかけになっている割合が高く、一方、未婚グループでは「結婚を意識した時」も5割弱と高い契機となっていることがわかった。

  • 子どもを持つのが難しいと思うきっかけ

    子どもを持つのが難しいと思うきっかけ

次に、子どもを持つのが難しいと思うきっかけを聞いたところ、各グループともに「経済的・金銭的な負担が大きいと感じた時」が最多となり、「体力的・身体的な負担」「家事・育児の負担」の大きさも共通して上位に。また、既婚グループでは「精神的な負担が大きいと感じた時」も高い割合を示した。

そこで、子どもを持つことについてパートナーとどの程度話をしているのかを教えてもらったところ、「よく話している・時おり話している」が未婚グループでは5割、既婚グループでは8割、妊娠中グループに至っては9.5割近くまで増えることから、妊娠や子どもを持つにあたり、パートナーとの話し合いが重要なファクターとなっていることがうかがえた。