シャープは10月4日、に触れずに、指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発したと発表した。

  • 「静電ホバータッチディスプレイ」飲食店のメニューの表示での活用イメージ

同ディスプレイは、静電容量方式のタッチパネルで、新開発の高感度タッチコントローラーにより、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を検知する。ディスプレイに直接触れることなく、指を浮かせた状態で操作することが可能という。

手袋をした指も検知し、横向きや縦向きの設置や斜め置きにも対応している。画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的なユーザーインタフェースを実現するとしている。

  • ショッピングモールの案内用デジタルサイネージ(斜め置き)

サイズは15インチ程度の中型から55インチ程度の大型まで複数あり、店舗のセルフオーダー端末、公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで、さまざまなシーンにおける非接触のニーズに対応する。そのほか、高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用できるとのことだ。