キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は10月1日、Microsoft 365ユーザー向けに、メールの誤送信防止とメールでのファイル送付を安全かつ簡単に実現できるクラウドサービスGUARDIANWALLシリーズ「Outbound Security for Microsoft 365」を、10月18日より正式に提供を開始する。

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「Outbound Security for Microsoft 365」は、電子メールの誤送信を抑止するOutlookアドイン型のサービス。メール送信時に宛先、本文、添付ファイルを確認する「送信前確認」機能と、添付ファイルをメール本文から分離し、受信者向けにダウンロードURLを自動挿入する「添付ファイルダウンロードリンク化」機能を提供する。

「添付ファイルダウンロードリンク化」機能では、メール送信後、添付ファイルは受信者に対して非公開状態で送信され、その後、送信者自身が管理画面へアクセスし、再度宛先や添付ファイルの間違いがないことを確認した上で公開状態とすることで、受信者は添付ファイルをダウンロードすることが可能になる。これらの一連の操作により、メールからの情報漏えいを抑止するとしている。

MicrosoftのOutlookアドイン型で提供する。Outlookアドインは送信者のOutlookに直接導入することになり、メール配送経路の変更を必要としない。Outlookアドインの設定は、Microsoft 365の管理画面から一元的に設定することが可能なため、簡単に導入・利用を開始できるということだ。

なお、同サービスは2021年1月より無料モニターに限定してサービスを提供しており、今回モニターからの意見を取り入れて機能改善を行い、正式版として提供を開始する。正式版では「送信前確認」機能と「添付ファイルダウンロードリンク化」機能のどちらか一方のみを利用可能になるほか、添付ファイルの公開期間を送信時に選択できなどの改善がなされている。料金は、月額100円/1ユーザー、最低ユーザー数は10ユーザー、契約単位は10ユーザー単位、最低利用期間は1年間。