NECネッツエスアイ、ウミトロン、林養魚場の3社は10月1日、陸上養殖プラントでの餌やりを自動化して効率化するAIシステムの開発に着手したことを発表した。この取り組みは、福島県の令和3年度「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」に採択されたものとのことだ。

  • 3社の取り組みのイメージ

陸上養殖事業のプラント運営において、餌やりはコストや作業時間の約5割を占める。3社はAIを活用した同システムによって餌やりを効率化することで、陸上養殖事業に携わる作業者の負荷軽減と事業運営の合理化実現を目指す。

NECグループが有する魚体測システムおよびデータ統合技術と、ウミトロンが海上養殖で培った摂餌解析技術および林養魚場が有する養殖プラントを組み合わせることで研究開発を進める予定だ。