米スノーフレイクはこのほど、金融データクラウドの提供開始を発表した。金融データクラウドは、金融業界向けに設計されたクラウドデータプラットフォーム「Snowflake」のプラットフォームガバナンス機能、パートナーのソリューション、業界に必須なデータセットを統合したフレームワーク。

  • クラウドデータプラットフォーム「Snowflake」の概要

金融データクラウドは、複数のパブリッククラウドにプライベート接続できる既往、Bring Your Own Key(BYOK)によるな暗号化、機密データの分類と匿名化、サードパーティーのトークン化プロバイダーとの統合など、SOX法に準拠したセキュリティ機能とガバナンス機能を提供する。

金融データクラウドでは、複数のパブリッククラウド間で安全にデータを共有できるが、マルチテナント環境からバーチャルプライベートSnowflake(VPS)環境へのデータシェアリングもリリースされている。

あわせて、金融データクラウドにおいて、パートナーが提供するソリューションも発表されている。具体的には、EYがSnowflak上で展開しているしている資産管理規制レポートサービス「EY Comply」、環境および社会ガバナンスデータ正規化プラットフォーム「EY ESG Arena」、BlackRockの「Aladdin Data Cloud」などが、提供されている。

加えて、ユーザーが短期間で価値を生み出せるよう設計されたリソース「ソリューションアクセラレーター」も発表した。これには、オープンなデータモデル、ソリューションリファレンスアーキテクチャ、関連する専門サービスが含まれている。