子ども服ブランド「BREEZE」、AIによるバーチャル試着サービスの実証実験開始 実店舗とECの融合体験提供

スマホで服をバーチャル試着できる「kitemiru」を提供するデータグリッドと、子ども服製造小売を手がけるF・O・インターナショナルは10月1日、F・O・インターナショナルのブランド「BREEZE」のショップにおいて「kitemiru」を体験できる実証実験を開始する。バーチャル試着によりコロナ禍でも店頭で子ども服を選ぶ楽しさを提供するとともに、リアル店舗とオンラインストアの融合体験(OMO)によるブランドエンゲージメント向上の実現を図る。

バーチャル試着サービス「kitemiru」は、京都大学に本社を構える大学発AIスタートアップのデータグリッドが開発に成功した最先端のオンライン試着技術を活用しており、スマートフォンで撮影したユーザーの写真をアップロードするだけで、瞬時にAIが商品の試着イメージを生成し表示する。

「kitemiru」の導入ブランドは、ECサイト用に撮影したモデル画像をサービスに登録するだけで簡単に試着ページを発行することができ、店舗やオンラインストア、SNSなど様々なタッチポイントに試着機能を張り巡らせることで、顧客の生活に寄り添った購買体験を提供するオムニチャネル化を実現することができる。また、「kitemiru」の導入によりオンラインストアでの滞在時間を増やすなど、ブランドや商品がより顧客の記憶に残りやすくなる効果も期待できるとしている。一方ショップの利用者は、「kitemiru」を使うことで、店舗やオンラインストアで気になったアイテムを、実際に試着することなく、自分や家族、友人に似合うかどうかを購入前に確認できるというメリットを持つ。

バーチャル試着サービスの概要

このほど、F・O・インターナショナルと開始する実証実験では、F・O・インターナショナルの人気ブランド「BREEZE」の5店舗において、新シーズンのおすすめ商品をバーチャル試着できる特設サイトの2次元バーコードを配布。「kitemiru」の導入効果検証を行う。

ショップを訪れた人は、その場で子どもの画像を使って様々なカラーバリエーションの中から似合う服を探すことはもちろん、自宅に持ち帰って家族でバーチャル試着写真を見ながらじっくり検討することもできる。これにより、子どもがぐずったりなどで時間がなく、ショップではじっくり服選びができなかった人への幅広い選択肢の提供や、プレゼント用の服選びでイメージが湧かず困っていた人がベストな1着を見つける手助けなどを可能にし、顧客への新しい価値提供を行うとともに、ブランド定着を図るとしている。本実証実験の対象店舗は、神戸三宮本店、アリオ八尾店、イオンモール橿原店、あべのキューズモール店、ららぽーとEXPOCITY店の関西にある5店舗。実験期間は10月1日~11月14日となる。

データグリッドは、今後もブランド対し、オンラインショッピングの利用者がブランドを身近に感じ、店舗にも足を運ぶきっかけづくりに貢献し、「with/afterコロナ」の社会でもスタンダードとなるような、顧客の生活に寄り添った新たな買い物体験を提供していくとしている。