2000年に放送されたTBS系ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のBlu-ray BOX(3万4,320円)が、11月26日に発売されることがわかった。

  • 『池袋ウエストゲートパーク』ポスタービジュアル

同ドラマは、池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬智也)が、ストリートギャング・G ボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。長瀬、窪塚のほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲらが出演しており、人気俳優を多く輩出した伝説のテレビドラマとして根強い人気を誇っている。

また、その後TBSで数々のヒット作を生みだした長瀬と宮藤官九郎が初タッグを組んだ作品で、宮藤にとって連続テレビドラマの脚本デビュー作となった。

ファン待望のBlu-ray BOXには、2003年に放送されたスペシャルドラマ『池袋ウエストゲートパーク スープの回』が、放送時にカットされた未公開シーンを追加した“完全版”で収録。そのほかにも本編未公開シーンや長瀬、加藤、妻夫木、坂口、窪塚ほか主要キャストのインタビューを含む秘蔵メイキングに加え、TVスポット集も特典映像として収録される。

脚本家・宮藤官九郎、プロデューサー・磯山晶氏のコメントは以下の通り。

■宮藤官九郎
池袋ウエストゲートパークが放送された2000年。TBSから毎週届く完パケはDVDですらなくビデオテープでした。ギリ20代だった僕は、ナイフほどじゃないけどボールペンの先っちょ程度には尖っていて、若気が至りまくっていて、今観ると目に耳に痛い部分もあるのですが、Blu-ray化で解像度が上がるんですね。今でも、週2人くらいに「自分、IWGP世代なんで」と言われます。だいたい茶髪で眉が細くてピアスと指輪とタトゥーで情報過多な30代半ばの男性。なんだか申し訳ない気分になります。

■磯山晶
『池袋ウエストゲートパーク』のBlu-ray発売! 本当に嬉しいです! このドラマは今でこそ「たくさんのスターを生んだレジェンド的な作品」と言っていただくことが多いですが、放送当時は視聴者からの抗議の電話が鳴りやまない、区役所にも警察署にも怒られ続けた「問題作」なのです。当時を思い出すと「もう二度と作れない!」としみじみ思います。いろいろな意味で奇跡の作品です。存分に楽しんでください!

(C)TBS (C)石田衣良/文藝春秋