2019年7月にアイドルグループ・欅坂46を卒業し、現在は番組MCやエッセイの執筆などで活躍している長濱ねる(23)。10月1日~3日にお台場・青海周辺エリアで開催されるアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」(以下TIF2021)では、2代目チェアマンの大役に抜てきされた。活躍の幅を広げている長濱にインタビューし、チェアマンとしての意気込みやタレント活動において心がけていることなど話を聞いた。

  • 長濱ねる 撮影:蔦野裕

けやき坂46としても欅坂46としてもTIFに出演した経験のある長濱。「あんなにたくさんのアイドルの方たちが一堂に会することはなかなかないですし、グループの垣根を越えていろんなアイドルのファンの方が参加されるので、普段とは違った印象がありました。いろんなアイドルの方たちのパフォーマンスに触れられて楽しかったです」と振り返り、「すごく暑くて、汗だくでパフォーマンスした記憶があります」と笑った。

チェアマンの仕事については、「出演されるアイドルの方とファンの方が主役。チェアマンは、皆さんにとって楽しい一日になるようお手伝いする仕事かなと解釈しています」と捉え、「とても熱量が高いイベントだと思うので、皆さんと一緒に楽しみながら、アイドルの皆さんの魅力を引き出すお手伝いができたら」と意気込んだ。

これまで4年連続でチェアマンを務めてきた指原莉乃とのバトンタッチ対談も実現し、TIF公式YouTubeチャンネルで公開されている。長濱は「歌番組などでご挨拶したり、写真を撮っていただいたりしていて、完全な初対面ではなかったのですが、やはり緊張しました。でも、すごく尊敬している方なのでお話できてうれしかったですし、改めて素敵な方だなと。自然体ですごく魅力的でした」と語った。

指原からは「アイドルの魅力を引き出さないといけないと気負わず、一緒に楽しめたらいいんじゃないかな」とアドバイスをもらったという。その上で、「まねっこではできないと思うので、自分なりのチェアマンができるように頑張りたい」と言い、自分らしさについて「近い距離で寄り添う感じでできたら」と話した。

今のアイドル界については、多様性を感じているという。「ザ・アイドルといっても、人によって想像するイメージが違うくらい、本当に多様なアイドルがいるなと思っていて、個性がさまざまで面白いですし、衣装・パフォーマンス・トーク・歌、どれをとっても皆さんすごく光っているなと感じています」

今回のTIFで特に注目しているアイドルは、「二丁目の魁カミングアウト」とのこと。「以前、TIFに出演した際に『写真撮ってください』とお願いして撮ってもらった思い出があって、お会いするのはそれ以来なのですごく楽しみにしています」と心待ちにしている様子で、「すごく楽しそうで自由な雰囲気に惹かれました」と魅力を紹介した。