白星を掴んだ巨人・菅野智之

◆ 効果的だった球種と次戦への修正点

 巨人の菅野智之投手(30)は19日、敵地での阪神戦に先発し7回1失点と好投。味方打線が13安打8得点の猛攻で援護し、今季5勝目を手にした。

 菅野は初回先頭の近本光司に右越え二塁打を浴び、3番・糸原健斗の中前適時打で先制点を奪われたものの、味方打線が2回に吉川尚輝と坂本勇人の本塁打などで一挙7点を奪い逆転。2回裏以降は復調傾向のエースが要所を締める投球で反撃を許さず、7回(94球)を投げ5安打1失点、1四球6三振の内容で今季5勝目(6敗)を手にした。

 19日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた元巨人投手コーチの斎藤雅樹さんは「菅野というとカットとかスライダー系が得意という印象だと思うんですけど、今日は前半は真っすぐで抑えた。力のあるストレートを右打者のインサイドへ、良いところへ投げていた」と配球面での特徴を指摘。また「後半はフォークボールが良かったんですよ。スライダー気味とシュート気味で投げ分けていたのかな」と、阪神打線を抑えこむカギとなったフォークの高い精度にも注目した。

 同じく解説を務めた高木豊さんは「この時期、エースが結果を残してくれたのは大きいですよね。ただ、菅野にしてはコントロールが甘いなと思ったんですけど…」と気になったポイントを指摘すると、斎藤さんは大量点差が投球に影響した可能性に触れつつ、「今日は左打者のインサイドですよね。ここに投げるボールはシュート回転して甘くなっていた」と高木さんの意見に同調。「右打者のインサイドには食い込むボールだったので良かった。今度投げるときは左打者のインサイドは気をつけないといけない」とストレートのコントロールを次回登板への修正点として挙げていた。

 巨人の先発ローテーションが順調にまわれば、菅野の次回登板は来週末の阪神3連戦(東京ドーム)になる見込み。19日終了時点で「2.5」差の首位・阪神を相手に負けられない登板が続く。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』