気候の良い秋口は引っ越しが増える時期なので、新たに家具を購入する人もいるのではないでしょうか。家具を買うときは、一見魅力的な「多機能」にご注意を。変形する家具の“落とし穴”を説いた、ラクスでクラウドメール配信システム"配配メール"を手掛ける安藤健作さん(@comune1128)のツイートが大きな反響を呼んでいます。

気候の良い秋口は引っ越しが増える時期なので、新たに家具を購入する人もいるのではないでしょうか。

家具を買うときは、一見魅力的な「多機能」にご注意を。変形する家具の“落とし穴”を説いた、ラクスでクラウドメール配信システム"配配メール"を手掛ける安藤健作(@comune1128)さんのツイートが大きな反響を呼んでいます。

いいか、若者よ。
変形する家具はほとんど変形させないまま終わる。

これだけ覚えといてくれ。(@comune1128より引用)

  • ※画像はイメージです

世の中には、「ソファベッド」「折り畳みすのこベッド」「拡張するテーブル」など、形やサイズを変えられる家具がたくさんありますよね。読者のなかにも、「便利そう」と思ってそのような家具を買った経験がある人は少なくないはず。

しかし、実際に変形する機能や拡張する機能をどの程度活用しているでしょうか?

そんな痛いところを突いた安藤さんのツイートに対し、リプライや引用リツイートでは、「あるある」と共感の声が集まっています。

「何種類かに変形する家具は、一番頻度の高い形態に固定される。だったら最初からその形のを買えば安上がりだったりもする」「折り畳みベッド便利やん!! ソファにもなる! ⇒折りたたむこともソファにもならず終わりました」など、2WAY・3WAYで使える家具も、結局はひとつのスタイルでしか使わないという声が多数。

筆者自身も「来客があったときのために」とソファベッドを購入したところ、一度もベッド機能を使うことなく終わったことがあります。しかも、そのソファベッドは純粋なソファに比べると見た目も座り心地もいまひとつで、「普通のソファにすればよかった」と後悔したのでした……。

「あったら便利」「もしものときに役立つ」と、つい色んな機能がついた家具に魅力を感じてしまいがちですが、変形可能な家具はひとつの機能に特化した家具よりもデザイン性や使いやすさの面で劣ることが少なくありません。「変形する家具は接合部の強度が弱くて壊れやすい」という意見もありました。

「リバーシブルの服もリバーシしない事も覚えておいて欲しいですね」というコメントもあり、「色んな機能があっても結局ひとつしか使わない説」は、家具以外でも「あるある」のよう。

ここからわかるのは、家具に限らずどんなものでも、あれこれ機能を欲張るのではなく、部屋のスペースや自分のライフスタイルなどを踏まえて"自分にとって本当に必要な機能"を絞り込み、それを満たす商品を選ぶことが大切ということですね。

モノや情報が氾濫する世界で生きていると、「あれもこれも」という"足し算"は得意でも、「これはいらない」と潔くカットする“引き算”が苦手になってくるもの。次に家具などを買う際は、この耳の痛い"教訓"を胸に、心してかかりたいものです。