吉田金属工業、包丁ECの売上1.2倍に 紙媒体とウェブで集客に成功

自社ECサイトで包丁の販売を行う吉田金属工業は、雑誌広告の出稿やユーチューブ配信などに注力し、EC売上高を伸ばしている。2021年12月期のEC売上高は、前期比1.2倍に伸長する見通しだ。

雑誌への広告掲載は2019年から開始した。同社は1983年からオールステンレスの包丁「GLOBAL(グローバル)」を取り扱う老舗メーカーのため、多くの雑誌社から掲載依頼が来ていた。その中でも包丁の特集やキッチン用品の特集など、包丁の広告が掲載されていても違和感がない企画に合わせて、広告を掲載した。

広告にはQRコードを掲載。広告を見て気になった人が、すぐにECサイトに飛べるようにした。

「『この包丁気になる』と思ってくれた人が、吉田金属工業やグローバルを調べなくてもECサイトに来られるようにしたかった」(営業部・本田美桜氏)と話す。

人気のペティーナイフ

2020年からはウェブでの集客にも取り組んでいる。公式のユーチューブチャンネルで人気商品のペティーナイフやパン切り包丁、チーズナイフなど全商品を紹介。同社の営業部長が商品の特徴や実際の切れ味について細かく解説している。

ECサイトを訪れた人が動画での商品紹介も見られることができるよう、商品ページにはユーチューブの公式チャンネルのリンクを貼り付けた。

吉田金属工業は3年ほど前から、広告出稿や動画配信を強化している。ECサイトを新たな販売チャネルとして確立したかったからだ。

「当社としても、今までは東京・六本木の直営店での販売と全国の小売店への卸に重きを置いていた。だが、今後はECサイトが直営店と同じくらいの販売チャネルになるよう強化していきたい。そのための施策を2019年から開始している」(同)と語る。

今後は、毎年行っているクリスマス限定のサービスを、SNSを活用してPRしていきたいという。

「毎年、クリスマスは包丁への名入れサービスを無料で提供している。ウェブでのPRを効果的に行い、うまく集客できるようにしたい」(同)と話す。

「YOSHIKIN ONLINE STORE」

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