チームメイトから祝福を受ける金崎 [写真]=名古屋グランパス

 長期離脱から復帰した名古屋グランパスのストライカーが待望の今シーズン初ゴールを挙げた。

 豊田スタジアムに徳島ヴォルティスを迎えた10日の明治安田生命J1リーグ第28節はスコアレスで折り返すと、52分にマテウスのPKで先制に成功。すると74分、シュヴィルツォクとの交代で金崎夢生がピッチに送り込まれた。

 金崎は昨年11月の試合で右膝前十字靱帯損傷および外側半月板損傷。治療期間約6~8カ月と診断され、長期のリハビリ生活を余儀なくされていた。今シーズンは8月29日に行われた清水エスパルス戦で復帰。リーグ戦2試合連続で途中出場を果たした徳島戦では、2−0で迎えた試合終了間際にPKでゴールネットを揺らし、チームは3−0で快勝を収めた。

「長かったですね。自身では初めての大ケガだったのですが、監督をはじめ、たくさんの方にサポートしてもらいました。こんなにうれしいゴールは初めてです」

 試合後のヒーローインタビューで率直な思いを語った背番号44は、大ケガを乗り越えたことについて「本当に苦労しました」と明かし、「ゴールを決めた時は3点目ということもあり、もっと点を取りたいという気持ちでした」と得点シーンを振り返った。

 また、マッシモ フィッカデンティ監督は試合後の記者会見で金崎の得点について「現在の取り組みが報われるゴール」と評し、「メンタル的にもフィジカル的にも上げなければいけないですし、彼もそれを理解しているのかなと。ただ、ゴールは強いパワーを与えてくれると思います。今後も時間を掛けて、しっかりとコンディションを取り戻しながら出場時間を延ばしていきたいです」と期待を寄せた。

 今後は14日にAFCチャンピオンズリーグ2021ラウンド16の大邱FC戦があり、18日にはリーグ2位につける横浜F・マリノスとの一戦が控えている。金崎は「まだなにも獲っていないし、まだ途中なのでなにも意味がありません。しっかりとタイトルを獲れればいいですが、まだなにも獲っていないので、チームを引き締めて頑張りたいと思います」と意気込んだ。